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作品説明
戦争や軍事は、人文社会科学にとって、私たち「人間」が群れを作り、他者と関わりながら自由と平等、秩序や安全を折りあわせる場である「社会」の存立そのものに関わる根本的な領域である。あまりに重要すぎて、すべてに透徹する真理、すべての人を納得させる原理・原則はないと考えた方がよい。それゆえ、ここで求められているのは、巨大な社会問題としての戦争と軍事を、市民が討議するための題材の提供や論点の整理であり、討議をより活発にし有意義にするための創発となることである。
【目次】
創刊の言葉
〈特集1 ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開〉
特集企画にあたって―ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開
「戦争社会学」が開く扉
感謝の発露と美化批判―ポスト戦後七〇年の対立軸
「特攻による活入れ」という衝撃―「記憶の継承から遺志の継承へ」モデルの批判的検
シズメとフルイのアップデート
〈特集2 「空襲の記憶」の境界―時間・空間・学問を越境して〉
企画の趣旨、そしてそれをさらに「越える」ために
「防空」という視座―「防空」と「空襲」/「空爆」のあいだ
ダーウィン空襲の記憶―「オーストラリア国防の最前線」を語り継ぐ
軍事化に抗する「戦争の記憶」―ドレスデン「〈一九四五年二月一三日〉協会」の歩み
社会学はいかに空襲を記述できるのか?
空襲の記憶とポスト戦後
一九五〇年代末―七〇年代初頭のSF ショート・ショート作品における核エネルギー表象
編集後記
執筆者一覧
みずき書林
シリーズ一覧
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戦争社会学研究 第2巻 戦争映画の社会学
エッセイ -
戦争社会学研究 第3巻 宗教からみる戦争
エッセイ
戦争社会学研究会の作品一覧
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