優等生のやめかた 合本版 (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ?
エッセイ 559円販売終了
作品説明
湊の『告白』って、実はダメな小説だと思うんですよね。
ありえないエピソードが多いし、けっこう無茶をしてるとこもある。
でもとても大事な話もしています。
この小説は、優等生の孤独、について話していて、そこがとても大事だなと、おれは思います。
「いいコ」でいるのはなぜ息苦しいのか?
いつからそんなに寂しくなったのか?
そこらへんの話をします。
もちろん、いくら辛くてもダメな小説を作っちゃうのはどう? という話をまじえて。
(著者)
販売:株式会社ボイジャー
発行:カズノpub.
【目次】
*本書は『優等生のやめかた (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ?』の各巻(序部・第一部・第二部・第三部・第四部、2020年刊)を合本したものです。
序部 はじめの知識的
序1 知ろうとしないコ
序2 考えない人
第一部 後味の悪さの研究
1章 「聖職者」の凄味と後味
2章 「聖職者」は『完全自殺マニュアル』に似てる
3章 歴史という大きなふところ
第二部 これが森口だ!
4章 イヤミな森口
5章 森口の熱血嫌悪
6章 森口と被害者
7章 森口の受け身
8章 『告白』のリアリティ──優等生の孤独
第三部 学校と暴力と優等生
9章 優等生とはこういうもの
10章 学校の暴力と暴力のある学校
11章 優等生と暴力
11.5章 優等生と暴力(補)
12章 再び、優等生とはこういうもの
第四部 読書という文化
13章 優等生のなれのはて(1)
13.5章 優等生のなれのはて(2)
14章 読書という文化、自分という流行り
終章 つよい人
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