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作品説明
宗教と戦争は、人の生死に関わる。
戦争は人間にとって限界状況として立ち現れる事態である。多くの宗教では殺生に対する戒律を有し、相互に殺害し合う事態をもたらす戦争を「悪」と捉えて、平和を好むと考えられてきた。
しかし他方で、宗教や信仰者は戦う主体でもあった。宗教が戦争の道義性を担保して「正戦」として後押ししたり、さらには宗教的世界観、教義から戦いそのものを「聖戦」として積極的に推進することもある。
近代戦で宗教が担ってきた役割とは。信仰と暴力の関係に迫る。
【目次】
【第1部 宗教からみる日本の近代戦】
「宗教からみる戦争」特集企画について/西村 明
近代日本の戦争と天皇の神聖化/島薗 進
「皇道仏教」の形成/大谷栄一
”聖戦”と網状の実践系―金属品献納運動の宗教学/永岡 崇
ビルマの独立と仏舎利奉遷―桜井兵五郎が構想した大東亜寺/大澤広嗣
無教会キリスト者の「戦争」―矢内原事件と塚本虎二の逡巡/赤江達也
【第2部 旧ユーゴ戦と宗教】
戦後ボスニア・ヘルツェゴビナにおける宗教の役割/ディーノ・アバゾヴィッチ
ボスニア・ヘルツェゴヴィナのムスリムの集団的アイデンティティーについて―レイス・ウル・ウラマー、チャウシェヴィチを例に/長島大輔
ほか
発売日:2020/08/31
出版社:ボイジャー・プレス
みずき書林
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シリーズ一覧
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戦争社会学研究 第2巻 戦争映画の社会学
エッセイ -
戦争社会学研究 第3巻 宗教からみる戦争
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