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それは私がしたことなのか 行為の哲学入門
哲学/思想正しい行為とは何かを問う哲学書では以下のような極限的事例が議論されます。「列車が暴走し線路上に立つ5人を轢かんとしている。ただし、眼前のレバーを引けば列車は1人しか轢かない別の線路へと入る。引くべきか否か、その選択はどんな理論で正当化されるのか……」。しかし、ジレンマに陥った中での苦渋の選択というものから、倫理について多くを学べるのでしょうか。我々の目指すものは、こうした状況で躊躇せず正しい行為を選び取れる、ということではないのではないでしょうか。筆者は、我々の理解から乖離しない倫理の解明に向け
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タイで見つける最幸の働き方 タイ語がほとんど話せない僕がバンコクでベンチャー社長になった理由
哲学/思想あなたはタイが好きですか?もし、「はい」と答えたならば、あなたはぜひ、タイで働くべきです――!タイで働くためのお役立ち情報が満載!働き方はもちろん、タイのライフスタイルやビジネス事情が盛りだくさん。タイ語がほとんど話せず、海外で暮らしたこともなかった著者が語る、タイで働く魅力とメリットとは?仕事がしやすく、暮らしやすい国・タイ。さぁ、あなたも新天地に飛び込んで、幸せな働き方を実現しましょう!【目次】はじめにChapter1 タイで生活をする Chapter2 タイのビジネス事情 Chapter3
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対話の害
哲学/思想マイケル・サンデル氏の教育実践「ハーバード白熱教室」で謳われる「対話」。しかしそれは、学生からの質問を許さず、何を考え何を考えないかの制約条件を氏が一方的に決め、学生が自由に考えることを禁じている「対話」であり、根源まで考え抜く力を鍛えるべき哲学の授業として適切なのだろうか?外国の「偉い」思想家の言うことに容易になびく「知的植民地性」を指摘し、単なるサンデル批判に留まることなく教育方法についての無自覚・無知への反省を促す、骨太な教育論。【目次】はじめに序論(導入)第一章 考える自由 ――これは尋
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タフラブ 絆を手放す生き方
カウンセリングタフラブは、ベトナム戦争帰還兵のアルコール依存や暴力に苦しむ家族が「生きる術」として生み出した概念。「手放す愛」「見守る愛」などと訳されている。東日本大震災以来、「絆」が困難を乗り越えるためのキーワードとして使われてきたが、「絆」は本来、牛馬などをつなぎとめる綱のこと。家族や世間の絆に苦しめられてきた人々のカウンセリングを長年続けてきた著者は「絆」に疑問符を投げかけ「タフラブ」という生き方を紹介する。『タフラブという快刀』(2009年)を改題し、加筆・修正・再編集した作品。【目次】序 章 タフラ
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魂力 強さと輝きをとりもどす瞑想
哲学/思想インドに古代から伝わる叡知ラージャヨガ瞑想で魂本来の力と質を取り戻すための本です。1分から5分で、いつでもどこでもできる非常に簡単な31の瞑想が紹介されていて、さまざまな困難を乗り越える方法を教えてくれます。無駄な考えや否定的な考えをなくし、肯定的で純粋な考えに集中することで喜びの体験を得られます。【目次】001 いのちのエネルギーを強めよう /002ラージャヨガって何? /003ラージャヨガ瞑想の8つの効果 /004心を強くするための7つの効果 /005ラージャヨガ瞑想で得られる8つの力 /0
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短歌で読む哲学史
哲学/思想人間に 役立つものが 神である パンがデメテル 酒はバッコス……プロディコス万人が その戦いを 放棄して 自分の権利を 国に預ける……ホッブズ人間は 乗り越えられる 生き物だ その超人の 到来を告げよう……ニーチェ短歌で哲学を詠む? その破天荒な試みがもたらした絶大な効果とは!本書は高校生でも、いや好奇心旺盛な中学生でもするすると読める「哲学史」。古代ギリシアのタレスからアリストテレス、はたまた中世神学に、カント、ヘーゲル、ドゥルーズ=ガタリまでを一気に読ませる。と同時に、学説の丁寧な解説により
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断言2 あなたを変える本・世界を変える本 新教養主義書評集成 サイエンス・テクノロジー編(ele-king books)
哲学/思想本当に読者の役に立つ書評――良い本はしっかりと評価し、ダメな本はしっかりと批判する。そんな「まっとうな書評」が高く評価された山形浩生の書評集、第2弾は「サイエンス・テクノロジー」編。「科学する心」の尊さ、テクノロジーの楽しさと未来に託す夢。そしてデマやあおりに惑わされない冷静な思考を解く、古びることのない、今の時代に必要な本の数々が紹介されています。【目次】はじめに第1章 サイエンス第2章 科学と歴史第3章 環境第4章 震災復興・原発・エネルギー第5章 建築第6章 都市計画第7章 医療・生命第8
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地に足をつけて生きろ! 加速文化の重圧に対抗する7つの方法
哲学/思想著者累計18万部突破! 世界16カ国語翻訳「もっと成功しろ」「もっと立派になれ」「もっと幸せになれ」「もっと生産的になれ」「自分自身を見つけろ」という現代の強烈なプレッシャーに対する爽快な反撃の書。骨折り損でしかない自己啓発に対して、ストア派思想を援用したスヴェン・ブリンクマン氏は、本人がそう意図したかどうかは別として、真に啓発的な著書を書いたのである。――オリバー・バークマン(ガーディアン紙)【目次】日本の読者の皆さんへイントロダクション 生き急ぐ人々第1章 己の内面を見つめたりするな第2章
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強い人生をつくる 中村天風の言葉 最晩年の弟子が伝える天風師の教え
哲学/思想時として難解な天風哲学を、中村天風最晩年の弟子の一人にして医師でもある著者がわかりやすく伝える。「世の中に 右も左もなかりけり 真中一筋 誠一本!」「なにが起こるかわからないから人生は面白い!」【目次】私は力だ人生は勢いだがむしゃらにやれ!断じて行えば鬼神もこれを避く天は自ら助くるものを助く拝むな、神は崇め尊ぶだけだ、それ以上要求するな迷信などに惑わされるな元気かー晴れてよし 曇りてもよし 富士の山剣聖の訓へによりて焚きし飯 禅味ゆたかに力涌き出づ事あって事の人生だよ心配して生きても一生、心配し
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ディープラーニング、ビッグデータ、機械学習 あるいはその心理学
心理一般インターネットが著しく発展し、膨大なデータを如何にして処理すべきかが問われるようになって、ビッグデータサイエンスに注目が集まるようになりました。大量の画像から「ネコ」を認識するニューラルネットワークがニューヨークタイムスのトップ記事になって話題を集めたのも記憶に新しいところです。ディープラーニングは大量のデータから情報を取捨選択して行動を決定している人間の情報処理過程に学びながら、性能を向上させてきました。機械学習に対して、心理学からどのような展望が描けるのでしょうか。機械学習から心理学へは、ど