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アンセム
外国文学米国議会図書館の調査で「聖書に次いでアメリカ人に最も影響を与えた本」とされた『肩をすくめるアトラス』の著者アイン・ランドによるディストピア短編小説。集団・平等主義が極限まで推し進められた結果、「私(I)」という概念が排除され「われら(we)」に置き換わってしまった遠い未来。主人公は自由を取り戻す闘いに立ち上がる。
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アンラーニング質的研究 表象の危機と生成変化
心理一般質的研究は幅広い分野に拡大し、豊かな実践を生み出している。その一方で、方法は知らず知らずのうちに形骸化し、必要とされる変化を閉ざしてしまう可能性がある。質的研究を「アンラーニング(学びほぐし)」し、問いを創出しつづけるための本。【目次】はじめに第1章 アンラーニング質的研究第2章 質的研究の伝統第3章 質的研究の変化第4章 質的研究の弱体化に抗う第5章 社会問題を扱う質的研究第6章 質的研究者の倫理第7章 質的研究者のポジショニング第8章 ラディカルに変化する質的研究第9章 質的研究の新たな展開
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イーグル・クロー作戦 在イラン・アメリカ大使館人質事件の解決を目指した果敢な挑戦
政治もちろん、日本にはアメリカと同じことはできません。しかし、だからと言って何もしなくていいわけがありません。この問題を解決に導くためには、日本人ひとりひとりが自分にできることを実行することが何よりも大切だと思います。私にできることは、この本を翻訳することでした。そこには、アメリカ人の自国民の救出に向けた決意と覚悟が書き表されていました。本書が、拉致問題に対する日本人の意識にわずかでも変化をもたらすことを願ってやみません。(訳者あとがきより)【目次】1979年、イラン革命の混乱の中、熱狂的な革命主義
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eバイクが欲しい なぜeバイクなのか?
アウトドア本邦初のeバイクに関する読み物(ムック本を除く)で、全編にわたって、筆者の軽妙な語り口が読み手を飽きさせない。山奥にある秘密の渓流釣り場に誘われた筆者が、必要性に迫られてやむを得ず購入を決めたMTBだったが、真剣に検討するほどに、自分に必要なのは通常のMTBではなく、eバイクであることがわかってくる。筆者の実際の購入に至るまでの紆余曲折が面白おかしく語られ、これからeバイクを買おうとしている人にとって打って付けの読み物となっている。なお、電子版では写真は省略されていますのでご注意ください。【目次
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Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本
アウトドア1993年に、日本のヤマハ発動機が量産世界初の電動アシスト自転車が登場して30周年を記念する2023年。電動アシスト自転車は世界でも注目されており、特に「Eバイク」と呼ばれている、趣味性が高いモデルが人気となっている。日本でも様々なメディアで注目されているEバイクの世界を初心者でもわかりやすく1冊の本に凝縮。電子書籍版では写真をカラー化して、より読みやすく進化。Eバイクの特徴から、選び方、歴史や未来まで、この1冊を読めば次世代電動アシスト自転車「Eバイク」がよくわかる!【目次】① Eバイクとはど
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「慰安婦」問題の本質 公娼制度と日本人「慰安婦」の不可視化
歴史一般反「慰安婦」キャンペーンなどが高じて、「慰安婦」問題は全て虚偽だと決めつけるような声が大きい。近現代史研究家であり、フィリピンの元「慰安婦」女性の体験記録にもたずさわった著者が、「慰安婦」問題を否定する言動の誤謬と、対抗言説の陥穽を鋭く指摘。近代公娼制度以降の女性の性をめぐる歴史の視点から、なぜ日本人「慰安婦」は一人も名乗り出ないのかに焦点をあて、問題の本質に迫る。【目次】第一部 性暴力問題をみる視点 第1章 女性史からみた「慰安婦」問題 第2章 日本人「慰安婦」を不可視にするもの──女
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いいたいことがあります!
文学陽菜子は、中学受験をひかえた小学6年生。勉強も家の手伝いもするよういわれているが、いそがしい兄は家事をしなくていいらしい。もやもやした気持ちをかかえてすごすある日、ふしぎな女の子と出会って……!?あたらしいガール・ミーツ・ガール!親は、自分が絶対に正しいと思いこんでいる。自分の子どもだから、絶対にわかりあえると信じている。でも、正しさはひとつじゃない。わかりあえるのも、相手の気持ちを大事にしたときだけだ。それは他人同士のときと同じだ。わたしは、親に支配されたくない。わたしは、わたしの道を行きたい
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飯舘を掘る 天明の飢饉と福島原発 [電子改訂版]
ノンフィクション福島原発事故により避難地域となった福島県飯舘村は、200年以上前の天明の飢饉で人口が37%も減少した歴史をもつ。当時の相馬藩は、貧民救済・子育て支援などを施し、国禁を破って越後から多くの移民を受け入れていた。それを導いたのは浄土真宗寺院の僧侶たちである。今回の原発避難地域と天明の飢饉による避散地域は驚くほど重なっている。飯舘村出身の新聞記者が、相馬藩の復興政策を克明に調査し、現代にも通用する施策を抽出していくという全く新しいアプローチが刺激的なノンフィクション。【目次】プロローグ わが故郷 飯舘
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いいてんき
児童書日常的に使っている「いいてんき」ということばが伝える風景を虫やカエルの暮らしぶりのなかで見つめたお話です。「いいてんき」が意味する風景は、使う人によっても、使う場合によっても、そしてそのことばに込めた願いによっても異なります。ある人にとっては「雲ひとつない晴天」を意味し、あるときには「田畑を潤す雨ふり」を願うことばになります。価値観は人それぞれ。この本では、異なる価値観を虫やカエルたちの暮らしぶりに重ねて感じてもらえたら嬉しいです。【目次】いいてんきミニ生物図鑑
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家食は幸せと健康のはじまり
哲学/思想「主婦の価値を高めたい」と強く願う筆者は、現在 大阪府吹田市にて、健康に特化した“食”と“健康”を学べる「家食(いえしょく)の専門家」として活動している。「安心安全・簡単」な料理から「家族の健康を守る」ことを軸に、日々家事や子育て、そしてご飯作りを頑張っている主婦の皆様に、家食を通じて主婦の価値を高め、もっとご自身に自信を持っていただきたいという強い想いを抱いている。なぜなら、彼女自身が子育てや仕事について悩んでいた時期があり、その都度様々なことを手探りで学んできたからである。【目次】はじめに現