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絶望ハンドブック
エッセイ作家・坂口恭平が若い頃よりとらわれてきた自身の「絶望状態」との格闘をつづった、切実で赤裸々な記録。困難の果てに辿りついた「絶望」との新たな関係性にいたる道筋は、渦中にいる多くの人々に希望を示すだろう。苦悩する人へのギフトであるとともに、人間の精神や創造性への洞察をはらんだ「絶望文学」のマスターピース。「死なないためのハンドブック。それが今回の執筆の目的だ。とにかくあの絶望しているときの自分に向けて書いてみたい。正直、恥ずかしすぎて、書きたくないなという気持ちもある。でも、とりあえず自分のためなの
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月刊 ココア共和国 2024年12月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、齋藤貢、トウソクジン、腹巻さしみ、森崎葵、柊、菅沼きゅうり、伊藤テルの9名。投稿詩傑作集として48名、佳作集には75名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目次】今月の1
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逸脱のフランス文学史
外国文学レーモン・クノーやジョルジュ・ペレックらによる前衛的な実験文学集団「ウリポ」。言語に秘められた潜在的可能性を追求した彼らの営為を研究してきた著者が、「ウリポ」の視点からフランス文学史を新たに捉え直す。古典から現代作品まで25の名作でたどるフランス文学案内。「私がウリポの作家たちを身近に感じるのは、彼らが深刻さを拒んでいるからです。この深刻さというやつは、フランス文学の風土のいたるところで感じられるもので、ちょっとは自分を皮肉る必要がありそうなときでも消えはしません」(イタロ・カルヴィーノ)【目次
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そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか?
文学たった一音が発音できずに自国から疎外された〝クィ〟が望む真の「故郷」サッカーからヒトの起源にまで自国をとび出し還っていく「イベリア半島に生息する生物」ひらがな、カタカナ、漢字……アトラクションさながら文字を乗り越えていく「あカ佐タな」〝お金を払ってまで覚えないといけないようなモノだっただろうか?〟著者デビュー作「廃車」「LIFE」に登場した猫木豊が子の国語習得の前で立ちつくす「王国の行方――二代目の手腕」【目次】故郷イベリア半島に生息する生物あカ佐タな王国の行方──二代目の手腕
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俳句甲子園 2024 第27回大会
詩/短歌/俳句エントリーした31都道府県78校99チームの全作品と対戦、賞や選評を完全網羅した公式作品集。若手俳人や高校生による本誌独自の選句鑑賞も展開し、俳句甲子園の魅力をあまさず網羅します。2大企画の1つは「ディベート企画:出場者本人たちが明かす第25回大会決勝戦」名勝負を繰り広げた開成高校と海城高校Aの選手本人たちがディベートを振り返ります。もう1つは「特別寄稿:我々の俳句甲子園はこうして誕生した」大会が産声を上げた1998年からNPO法人設立を経て現在に至るまでの俳句甲子園史をNPO法人事務局長の岡本
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フェオファーン聖譚曲op.1 黄金国の黄昏
文学”黄金の国”に立ち向かう魔術師は、救国の神か、それとも亡国の悪魔か――強大なる中央集権国家を維持するため、 稀代の悪法を用いて繁栄を極めてきた「黄金の国」ロジオン王国が、今、ひそやかに、変革の時を迎えようとしていた。その引き金を引くのは、「才に乏しい」と評される一等魔術師・アントーシャ・リヒテル、そして、王国への 怒りが限界を突破している一部の地方領主たちだった。 黄金の国はその流れを堰き止めることができるのか。一方、アントーシャたちが強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――
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恋愛なんてする気がないのにサイコパス童貞騎士に執着されてます ルーニカノベルス
ライトノベルある目的のため、社交界で情報を集めていたレイモンド。際どいやり方のせいで「大物なら誰とでも寝る女」と噂されるが、実は体は清いまま。そんなある夜、美貌の白騎士シャルルと出会う。初対面で熱烈に口説いてきたあげく、酔い潰れてしまった彼。冗談のつもりで、「寝ている間に弄んでやった」と告げると、「覚えていないからもう一度」と、強引に押し倒されてしまう。話の通じない彼に散々抱かれた翌朝、レイモンドは逃げるように部屋を後にするが、「私を汚した責任を取ってください」と微笑むシャルルが屋敷に押しかけてきて……!?
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私が本からもらったもの 翻訳者の読書論
文学「光文社古典新訳文庫」創刊編集長の駒井稔を聞き手に、8人の翻訳者が語る本にまつわる数々の思い出。「WATERRAS BOOK FES」の「翻訳者×駒井稔による台本のないラジオ」待望の書籍化!「最も原始的なタイムマシン、あるいは書物の危険な匂い」(貝澤哉)と「本箱の家」(永田千奈)、2つのエッセイも収録。本は人生最高の贈り物である。読書のおもしろさを語り尽くした一冊。(書肆侃侃房)【目次】はじめに 駒井稔第1夜 鈴木芳子(ドイツ文学)第2夜 貝澤哉(ロシア文学)第3夜 永田千奈(フランス文学)