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あした、この国は崩壊する ポストコロナとMMT
文学いつまでも続くデフレ。そしてそれに追い打ちをかけるかのようなコロナ禍。果たしてこれまで日本の経済政策というのは正しかったのか?MMTに根差した正しい財政出動が行われていたら、各地で甚大な被害を起こしている異常気象へのインフラ整備、そしてコロナ禍の際に逼迫した医療機関も、もっと有効に機能していたのではないか……。この国の未来を憂い、希望を見出すためにこの小説を書きました。まだ遅くはありません。今、私たちの手の上には二つの未来があります。───黒野伸一(著者)!【目次】序章 二〇四〇年第一章 遠雷第
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強迫性障害と共に生きる
エッセイ本書では、著者が強迫性障害を発症してから現在に至るまでの苦しい日々がありのままに語られています。また、精神科や精神薬についての考え、体と心へのアプローチ、一人の人間として生きることの尊厳、強迫のしくみ、そして自分との付き合い方などが綴られています。強迫性障害はその性質をよく知ること、そしてスタートは、強迫性障害を治そうとせず、強迫性障害と共存し、強迫性障害と共に生きることが重要です。著者の経験に基づいた独自の観点から、強迫性障害改善への対処法を説いています。【目次】プロローグ あなたへ 私につい
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亡き王女のためのパヴァーヌ <矢代俊一シリーズ11>
ボーイズラブ自分とはまったく感性の異なる実業家の家に生まれ育った矢代俊一は、家出同様にしてジャズの世界に入り、やがてモントルーのジャズフェスでの大成功をおさめてキャリアを重ねていった。しかし母親がいまわの際に言った言葉から、じつは彼が不義の子であったことを知る。しかも、その人物は国際的な名ピアニスト万里小路俊隆だった。邪教の脅威にさらされ、また彼を横恋慕する渥美公三の乱暴によって重傷を負うこととなった波乱の全国ツアーを終えた矢代俊一は、ついに実の父の家を訪ねて安らぎのひとときを過ごすのだった。矢代俊一シリー
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談志の日記1953 17歳の青春
エッセイ最晩年、「いずれ本になるだろう」と談志が託した若い日々の記録。17歳の少年は、前座修業の日々を送りながら、1日も欠かさず日記帳に向かっていた。人形町で100円小さんに小遣をもらう。しかしその場でなくす。その場で探すのも失礼だからよした。――1月20日噺が又セコになる。どうもおかしい。大きくなりたくない。しかし時は刻々と過ぎ去って行く。あせりが出る。――6月2日僕には、夢を追うのみで、若さを楽しむ資格がないのであろうか。その原因は落語なのだ。僕の宿命なのかも知れない。――7月9日【目次】■日記19
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思いちがいの言葉
文学日本語の魅力、おもしろさを多角的な角度から紹介するシリーズ。子ども向け日本語関連の著作が多い作者の決定版ともいえる。 「おっとり刀」は、おっとりしたお侍さんではなく、「大急ぎでかけつける」という意味。このように、多くの人たちが、意味や使い方で思いちがいをしている言葉を紹介。子どもだけでなく、大人も楽しく学べる。
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思いちがいの言葉2
文学日本語の魅力、おもしろさを多角的な角度から紹介するシリーズ。子どもむけ日本語関連の著作が多い作者の決定版ともいえる。 「役不足」は、「力不足」という意味? 「筆が立つ」は字がうまいこと? 多くの人が思いちがいをしている言葉を意味や使い方から紹介する第2弾。
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ふきさんのおもちゃ大百科 ふきさんのアイデアおもちゃ大百科 ひらめいた!遊びのレシピ
文学家にあるペットボトルや空き箱、手鏡などが、こんなにユニークでかわいいおもちゃに大変身! 手順はシンプルに描くだけ、切るだけ、貼るだけ。子どもも大人も本を開けば、「どれを作ろうか?」「どうやって遊ぼうか?」と、ワクワクした気持ちがわいてくること間違いなしです。
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ぼくのまつり縫い 手芸男子と贈る花
文学「好き」をつづけることはきっと未来につながっていく被服部の部長になった3年生の優人。最後だからと、部活と受験勉強を両立させようとするけれど……?好きな気持ちをつらぬく手芸男子シリーズ第3弾!
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乾杯の賛歌
文学音大の事務職員として働き始めた真田竜太郎は、声楽科院生の菊野すみれと出会い恋に落ちた。やがて付き合い始め、結婚も意識するが、すみれの心はどこか不安定で日増しに病んでいくようだった。彼女から打ち明けられたのは、至高を目指す歌の世界で生きる苦しみ。すみれは救われるのか。 竜太郎は彼女と結婚するのか。オペラ曲でも有名な悲劇『椿姫』をベースに描く現代のラブストーリー。
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きつねの橋 巻の二 うたう鬼
文学ときは平安時代、京の都。主人公・平貞道は、仲間の季武とともに、源頼光に仕えている。ある日、季武は新入りの渡辺綱に得意の弓で負け、ふさぎこんでしまう。季武のため、貞道と友人の公友は、紅葉を見に山へ連れだすが、そこで彼らは鬼の歌声を耳にする。それ以来、季武は人の力とは思えぬような活躍をするようになるが、次第にやつれていく。鬼は、自分が宿れる古木を探しており、そのために季武に宿って、京へきたのだ。一方、貞道は季節外れに花びらを舞わせる桜の古木と、その木を愛でる桜の姫と出会うのだが……。