-
木で軍艦をつくった男
ドキュメンタリー映画『トラ・トラ・トラ!』は、クランクインまもなく、黒澤明監督の解任という事態となり、初期方針を変更しながら完成、公開されることになった。この映画に最後まで一貫して従事した美術チーフの近藤司は、福岡県遠賀郡芦屋町海岸に建造された二隻の軍艦、戦艦長門と空母赤城を担当した。映画に参加した多くのスタッフが既にこの世を去っている。黒澤明、村木与四郎美術監督しかり、脚本の小國英雄、菊島隆三ももういない。わずかに生き残る証人の一人だった近藤 司が語る事実の一片から、全てを知る手掛かりがひも解かれる。
-
コルクを抜く
ノンフィクション2012年、マンガ家・作家のためのエージェントを目指して株式会社コルクを立ち上げた佐渡島庸平が、これまで温めてきた企画を進めている。 編集を目指す人のためのWebマガジン「DOTPLACE」編集長の内沼晋太郎が、佐渡島庸平と対談する「これからの編集者」では、これまでの編集者の役割を捉え直し、インディーズや若手の”これからの編集者”に向けて熱く語っています。好評トークイベントの、佐渡島庸平×大原ケイ、佐渡島庸平×今村友紀のレポートに加えて、マンガ「今日のコルク」を収録。 【目次】 は
-
作家になったプリンセス
人物評伝ルーマニア生まれの作家マルト・ビベスコの自伝的な小説4冊によって波乱に満ちた彼女の人生をたどる。 西欧社交界の花として、20世紀を代表する作家マルセル・プルーストをはじめ多数の作家・詩人と交流を持った野心あふれる女性の記録。
-
ツール・オブ・チェンジ
ノンフィクション世界中のトップ・イノベーターや出版ビジネスのエキスパートが集まるTOCカンファレンス(Tools of Change for Publishing)。そのコミュニティで日夜行われてきた議論を、イノベーション、DRM、オープン、マーケティング、フォーマットなど12のテーマに沿って読み進める。デジタルによる産業革命に直面する出版人および全ての企業人のための一冊! 【目次】 第1章 イノベーション 第2章 収益モデル 第3章 リッチコンテンツ 第4章 データ 第5章 DRMと囲い込み
-
追憶の文化大革命 下巻
歴史/時代小説文化大革命(1966-1976)、若者が赤い旗を振り、毛主席語録を振り上げ歩く姿がイメージされるであろう。これが中国全土を席捲した。官僚も、文化人も、資本主義の道を歩む反動として打倒された。彼らも革命のために生き続けるという信念があった。李城外は文革終息後の文化人たちの「追憶」を記述した。同じ境遇にあった複数の文化人の思いが語られている。文革の実態をより客観的に知ることができる。事件当事者たちの生の体験は、事件を共有させ、せめて同じ過ちを繰り返すまいとする人々の誠意と哀切が込められている。
-
追憶の文化大革命 上巻
歴史/時代小説文化大革命(1966-1976)、若者が赤い旗を振り、毛主席語録を振り上げ歩く姿がイメージされるであろう。これが中国全土を席捲した。官僚も、文化人も、資本主義の道を歩む反動として打倒された。彼らも革命のために生き続けるという信念があった。李城外は文革終息後の文化人たちの「追憶」を記述した。同じ境遇にあった複数の文化人の思いが語られている。文革の実態をより客観的に知ることができる。事件当事者たちの生の体験は、事件を共有させ、せめて同じ過ちを繰り返すまいとする人々の誠意と哀切が込められている。
-
NY Nights and Literary Gangs
ノンフィクションニューヨークの街の鼓動やビート感を伝える、短編ストーリー、インタビューを収録。 アメリカマガジン界を中心に活躍する若手女性作家など、5人の著者によるリアルなニューヨークをお届けします。 さらにスペシャルコンテンツとして、海外の最新電子書籍情報も掲載。 「アメリカ公共図書館における電子書籍」についてレポートします。 シリーズ第1弾『アメリカン・エディターズ―アメリカの編集者たちが語る出版界の話』に続く最新、eブックジャム発売! 【目次】 僕のホーム・バー:CBGB'sとマックスズ・カ
-
街の本屋の逆襲
ノンフィクション出版不況の煽りを受け、苦境に立たされていると言われて久しい“街の本屋”。しかし今だからこそ模索できる、本と人/人と人との出会いを生み出す新たな“街の本屋”の在り方があるのだとしたら…? 新潟市に2010年にオープンした40坪の小さな本屋「北書店」の店長・佐藤雄一と、東京・下北沢で本屋「B&B」を経営するブックコーディネイターの内沼晋太郎/博報堂ケトル代表取締役の嶋浩一郎、『「本屋」は死なない』(新潮社)の著者・石橋毅史らが交わした白熱の“これからの街の本屋”談義を計3本、フルボリューム
-
まなざし
エッセイこれからの執筆・編集・出版に携わる人のサイト「DOTPLACE(http://dotplace.jp)」でとりわけ話題を集める、研究者/映像作家・菅俊一氏の連載コラム「まなざし」が、満を持して電子書籍化。「読むこと」「書くこと」とそのまわりに潜む日常のちょっとした違和感を、シンプルな言葉で丁寧に読み解いていく12編の「まなざし」。電子書籍版ならではの追加テキストも収録。イラストレーター・Noritake氏による描き下ろしイラストも見どころです。 【目次】 1│電車で見かけた、白い本 2
-
ゆるキャラ論 〜ゆるくない「ゆるキャラ」の実態〜
ビジネス教養「ゆるキャラ」とは、地域に根ざしたマスコット・キャラクター。関連ニュースが連日流れ、その数は1200体とも1600体とも言われます。 著者の犬山氏は自身でもゆるキャラを運営し、キャラクターコンサルタントとしても活躍中。杉元氏は地方自治の情報誌などでゆるキャラ連載を長年続け、取材を通じて現場の声を数多く聞いています。 ゆるキャラのプロ2人が、豊富な事例を通して、いま知っておくべきその活用法や意外な現状を紹介します。 ゆるキャラの名付け親でもある、元祖おたく・みうらじゅん氏の独占インタビューも