-
盲導犬の訓練ってどうするの?
福祉アイメイト(盲導犬)の使用者が犬たちとどのように出会い、どうやって信頼関係を築いているのか、その軌跡をご紹介した本です。 著者にとってアイメイトは目の代わりであり、身体の一部ともいえる存在です。彼らの献身的な協力のおかげで、著者は仕事を持って経済的に自立し、ボランティア活動をし、家庭生活を営み、余暇を楽しみ、社会に参加することができるのです。 ・第1部 別れとハネムーン 1日目ー2日目/ロミオとの出会い/結婚式とハネムーン (コラム1)盲導犬と一緒に歩く 他 ・第2部 歩行訓練
-
目的志向 ファクターUがあなたと会社を変える
経営/経営学本書は、人を幸福にし、会社に成果をもたらす新しいモチベーション理論を提供する。経営学・心理学・脳科学などの情報を選りすぐり、会社の様々な問題と結び付けることで生み出されたこの理論は人と会社に持続的な成果をもたらすファクターとその運用方法を明らかにする。現在、会社においてモチベーションや知識のマネジメントの重要性が高まっているが、それらを実践できる体系化された理論やメソッドが不足している。本理論はそのような経営の現場に光を投じるものである。【目次】はじめに第1章 会社の目的の必要性第2章 会社の目
-
森達也・青木理の反メディア論
社会問題映像作家・森達也とノンフィクションライター・青木理による反メディア対談。両者の現代社会現象の捉え方は同じように見えるが、入り口と論理展開は全く異なる。例えばオウム事件では、森は教団の内部で撮影し、青木は公安記者として関わっている。この2人が様々な事件(オウム事件・死刑問題・公安警察・沖縄問題・安保法制など)に関わり感じたことを3日間20時間以上にわたり語り合った。そこから見えてくるものは、メディアの堕落と陥穽である。メディアにどう関わり・メディアをどう使い切るか。この丁々発止は見物である。【目次
-
やおいかん熊本地震
福祉紙版の出版元は弦書房。1995年1月の阪神淡路大震災、2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震など数えきれないほどの地震がどこかで起こる。そして地震は、火災や洪水と違って予測することができない。突然襲ってくる。地震直後の被災の現状、余震のようす、復興への苦難の道のりについて、いわゆる震災の実状を時の経過とともにまとめた書籍は意外にも少ない。本書は熊本から、障害者、農家、神社と村、仮設団地、病院、消防、熊本城、旅館など様々な立場にある人々の声を真摯に伝える渾身のレポート。【目次】I
-
野党第1党 「保守2大政党」に抗した30年
政治岸田文雄総理、安倍晋三元総理、野田佳彦元総理、枝野幸男氏ら錚々たる面々が初当選し、「非自民」の細川連立政権が誕生した1993年から30年。この間、常に「保守2大政党」を志向する言説が、リベラル勢力に強い圧力をかけ続けてきた。本書では、それに抗してリベラル勢力が一定の陣地を確保し続けてきた理由を探り、「公器」としての野党第1党の役割と課題を分かりやすく解き明かす。弱小野党内での主導権争いに終止符を打ち、巨大与党、長期政権と伍すため野党に求められる政策と戦略を明示。【目次】序章 リベラルは本当に「瀕
-
ユースワークとしての若者支援 場をつくる・場を描く
社会問題若者たちに必要なのは、安心して過ごし、やってみたいことに取り組め、多様な人と交われる「場」だ。ユースワークの公的制度が発達している欧州から学び、若者支援実践が本来大切にすべき価値を提示する。※本書は、大月書店刊『ユースワークとしての若者支援――場をつくる・場を描く』の電子書籍版です。【目次】1 若者支援とユースワーク①日本の若者支援をとりまく状況(南出吉祥・乾彰夫)など 2 欧州のユースワークとその背景①イギリスのユースワークを描くStory1 不安定を生きるチェルシーと共に(ダーレン/中
-
ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場所
社会学たった一人で「小屋」から書店を立ち上げ、独創的な店づくりと果敢な発言で注目される「本屋lighthouse」の若き店主による初の単著。腐敗と敵意、諦観がはびこる時代に、誰もが生きられる空間を作るための実践と思考の書。 ※本書は、大月書店刊『ユートピアとしての本屋――暗闇のなかの確かな場所』の電子書籍版です。 【目次】 はじめに 1 本屋になるまでの話 2 メディア/クリエイターとしての本屋 3 ひとりの人間としての本屋 4 本屋にとっての反ヘイト・反差別とは 5 差別は道
-
遊撃する中小企業 福岡佐賀長崎 注目の企業15社 第2弾
企業/組織論前作『遊撃する中小企業 福岡・佐賀・長崎注目の企業15社』から2年。地域経済を牽引する数多の中小企業のなかから、さらに、信用金庫が注目する福岡・佐賀・長崎の元気企業15社を紹介。波乱万丈の物語から、地域に愛される秘訣、世界に誇れる技術など、企業と地域を元気にするヒントがここに!【目次】まえがき1 コスモ海洋株式会社2 オーエーセンター株式会社3 株式会社ナダヨシ4 株式会社アプリップリ5 後藤の饅頭6 株式会社丸屋7 丸久鋼材株式会社8 株式会社谷田建設9 木下木芸10 株式会社竹嶋繊維11 株
-
ゆるキャラ論 〜ゆるくない「ゆるキャラ」の実態〜
ビジネス教養「ゆるキャラ」とは、地域に根ざしたマスコット・キャラクター。関連ニュースが連日流れ、その数は1200体とも1600体とも言われます。 著者の犬山氏は自身でもゆるキャラを運営し、キャラクターコンサルタントとしても活躍中。杉元氏は地方自治の情報誌などでゆるキャラ連載を長年続け、取材を通じて現場の声を数多く聞いています。 ゆるキャラのプロ2人が、豊富な事例を通して、いま知っておくべきその活用法や意外な現状を紹介します。 ゆるキャラの名付け親でもある、元祖おたく・みうらじゅん氏の独占インタビューも
-
呼び覚まされる霊性の震災学 3.11 生と死のはざまで
社会学霊を乗せて走るタクシー タクシードライバーの幽霊体験、その真相とは? わが子は記憶のなかで生きていると慰霊碑を抱きしめる遺族、700体もの遺体を土中から掘り起こして改葬した葬儀社、津波のデッドラインを走る消防団員、骨組みだけが残った防災庁舎を震災遺構として保存するかなど、被災地の生と死の現場に迫るノンフィクション。亡くなった肉親や津波犠牲者の存在をたしかに感じるという、目にみえない霊性の世界に迫ります。【目次】呼び覚まされる霊性の震災学――目次まえがき第一章 死者たちが通う街 タクシードライバー