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作品説明
人工知能研究の飛躍的な発展が続く中、脳の動作原理の解明に携わってきた研究者が「脳と人工知能」をテーマに考察を重ねる『TEN』シリーズ第6巻。第2特集「激甚災害への支援と減災」では、令和6年能登半島地震の詳細な分析、被災地におけるドローンの活用、浮体システムによる救援活動など、今後の減災に向けた重要な論点を取り扱う。また、巻頭記事として、海底地すべりと大正関東地震時の津波の関連性を分析し「港湾空港技術研究所優秀論文賞」を受賞した村田一城氏へのインタビューを掲載している。
【目次】
■巻頭言・巻頭記事
脳と人工知能,激甚災害,そして海底地すべり――常識が覆る
100年の時を経て繋がれたバトンと,津波の「海底地すべり波源モデル」
■第1特集 脳の設計図を求めて
脳の設計図を求めて―はじめに―
科学技術と脳の進化におけるスケーリング則
動物の運動制御―系統学的思考による力学的生命観に向けて―
最適制御理論による線形システムの運動制御 脳の設計図を求めて(2)
■第2特集 激甚災害への支援と減災
富山湾巨大海底地すべり津波の可能性と減災
災害支援へのドローン活用―令和6年能登半島地震を例として―
大規模自然災害に備えた浮体式医療支援システムの計画構想
粒子法を用いた浮体式津波対策用岸壁と浮上式津波係留ビットの防災性能の検討
■論考
古海水準から地球平均気温を推定する:葛飾北斎『相州江の島』・紀貫之『土佐日記』・『平家物語』の時代の地球平均気温を推定
■解説
保育施設の災害対応ガイドブック
地球温暖化と二酸化炭素
東日本大震災の経験を踏まえて今後の津波防災に期待すること