書影

百姓・町人・芸人の明治革命 自由民権150年

津田正夫 日本近代史 2420円

販売終了

作品説明

明治維新により発足した新政府が薩長や一部公卿による独裁政治に陥っているとして、板垣退助・後藤象二郎らは立憲国家を目指し、初の政治結社「愛国公党(後の自由党)」を作った。国民の公論と政治参加による憲法と国会を設けるよう、1874年に「民撰議院設立建白書」を提出し、全国に広がる自由民権運動がスタート。板垣が襲撃された美濃・尾張の自由民権運動の実情、富国強兵・足尾鉱毒事件に翻弄された著者の家族史、女優・川上貞奴の眼差しから探る女性たちの生きた水脈に焦点を当て、明治の庶民にとっての自由民権像を深掘り。

【目次】
1 板垣死すとも自由は死せず・余聞~暴発前夜の自由民権運動~
2 自由言論のビッグバン~演説と新聞が拓いた文明開化~
3 王政復古という蜃気楼を追って
4 百姓たちの民権一揆〜素顔の美濃加茂事件~
5 権利幸福きらひな人に自由湯をば飲ましたい〜オッペケペーと近代演劇の成立~  
6 とかく世間のさげすみを受けて口惜しき身なりしを〜女優・川上貞奴のたたかい~
7 わが村を滅ぼした足尾鉱毒事件〜殖産興業・富国強兵への道~
8 専制国家と天皇を受け容れた日本人〜文明開化・近代国家の代償~

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発売日:2024/05/17
出版社:(株)現代書館

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