スタッフのつぶやき 2019.07.29

『ヒロシマ・ナガサキのまえに』原爆投下から74年を迎えて

長い梅雨があけ、暑い夏がやってきました。そして、あの日を迎えることになります。今年もまた『ヒロシマ・ナガサキのまえに』についての情報をみなさまにお届け致します。

原爆投下から74年を迎える今、この作品を伝え続けるボイジャーの気持ちを受け取ってください。

1995年、米国スミソニアン航空宇宙博物館で原子爆弾に関する特別展示が計画されていました。原爆を投下したB29爆撃機エノラ・ゲイ(Enola Gay)も展示され、原爆被害について人々に与えた苦しみを知る目的のもとで計画されたのです。展示方法をめぐり、退役軍人協会などの団体が反発し、結局展示会は事実上中止となってしまいます。当時の米国ボイジャーは、この特別展示中止に抗議し、原爆開発に関わるドキュメンタリー映画『The Day After Trinity』をベースとしたデジタル出版をしました。ボイジャー・ジャパンは、翌1996年に日本語版として『ヒロシマ・ナガサキのまえに』を制作、刊行したのです。

その後のデジタル技術の発達は結果としてこの作品を閲覧不能の状態へ追いやりました。また多くの錯綜した権利関係は、作品の再生を阻んでしまいました。なんとかして作品を生き返らせる努力が続けられました。『ヒロシマ・ナガサキのまえに』はついに復活しました。制作者たちが意図した主旨のほとんどを新たに蘇らせることが出来たのです。

原爆開発に直接関わった科学者たちのインタビュー、この全文がお読みいただけます。
また、貴重な議事録――原爆投下を決定する会議での詳細、投下都市決定のプロセスなども収録されています。

私たちは核に対して、その直接的被害者でありながら、事実を知ることから切り離されていることを思い知らされるはずです。しかし、記録は厳然と残っているのです。どうぞ『ヒロシマ・ナガサキのまえに』をお読みいただきたいと思います。

理想書店では他にも原爆に関わる作品を取り扱っています。これらの作品にもご注目ください。
藤永守『オペ・おかめ』
アトミックアクシデント

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