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戦う姫、働く少女
社会学ジブリの少女やディズニープリンセスは何と戦い、どう働いたのか。それは現代女性の働きかたを反映していた―。『逃げ恥』から『ナウシカ』まで。現代のポップカルチャーと現代社会を縦横無尽、クリアに論じる新しい文芸批評が誕生!【目次】はじめに第一章 『アナと雪の女王』におけるポストフェミニズムと労働第二章 無縁な者たちの共同体――『おおかみこどもの雨と雪』と貧困の隠蔽第三章 『千と千尋の神隠し』は第三波フェミニズムの夢を見たか?―アイデンティティの労働からケア労働へ第四章 母のいないシャカイのユートピア─
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脱「いい子」のソーシャルワーク 反抑圧的な実践と理論 [電子改訂版]
福祉イギリスやカナダで主流となっている反抑圧的ソーシャルワーク(AOP)の理論から実践までを、日本で初めて紹介。援助者が多数派にとっての都合の「いい子」を脱することから、多様性社会の実現が始まる。社会正義に基づいたソーシャルワーク入門書。【目次】はじめに第Ⅰ部 AOPを知る1 反抑圧的ソーシャルワーク(AOP)とは何か─概論と方向性 (坂本いづみ)2 カナダでのソーシャルワーク教育の状況と課題 (坂本いづみ)第Ⅱ部 AOPの可能性3 「私」から始めるAOP─ケアを中心とした社会をつくるために (二木
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たとえ恨まれていても、わたしはあなたが大好きです! ルーニカノベルス
ライトノベル国王の異母弟クルトが幽閉されている城に世話係として送り込まれたロサ。元婚約者のクルトは、常に無表情なロサの心を分かってくれた人。ロサは今も世界の誰より彼を愛していた。けれどロサはクルトを裏切り、幽閉に追いやった張本人。公明正大で優しかった彼は、裏切りをきっかけに人を寄せ付けなくなっていた。それでもずっと彼に会いたかったロサは、彼を執拗に追い回し、かいがいしく世話をする。やがてクルトは徐々に態度を軟化させていくが、その矢先、ある事件が起こり――!? さらには過去のロサの裏切りの理由を知って……。【
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楽しいことだけで実験的に生きれば人生が変わる
人生論人生の成功や失敗は誰が決めるのだろう?地位や名誉がなければ敗けなのか?そんなのを追い求めることに、生きる意味はあるのだろうか?ガマンしてまで従う正しさとは何だろう?トップに上り詰めなければ、ずっと劣等感を抱いて生きなければならないのか?僕はいやだ。僕が思う成功者とは「楽しいことだけで生きる人」一瞬一瞬をワクワク生きたい僕にとって、自由な選択を奪われるほうが敗けだ!僕たちは、コンピュータでなく、人間だから。もっと楽しもう! 生きることを。【目次】はじめに第一章 実験的に殻を破ってみよう 1.楽しい
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旅へのいざない
紀行ヨーロッパにあこがれ、遠い国の文学(詩や小説)、映画や音楽に魅せられて少年は成長しました。普通の会社員になり、中年にさしかかったとき、ようやく念願の旅行のチャンスが訪れました。当初はパリを中心にヨーロッパへ、その後カナダやエジプト、トルコなどへ赴きました。これは私が1998年から2013年にかけて出かけた13回の海外の旅を回想して綴ったささやかな旅の記録です。そのとき撮影した多数の写真のうちから226枚を選んで載せております。【目次】はじめにⅠ ヨーロッパ(パリ・ローマ・ロンドン)Ⅱ パリからジ
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タフラブ 絆を手放す生き方
カウンセリングタフラブは、ベトナム戦争帰還兵のアルコール依存や暴力に苦しむ家族が「生きる術」として生み出した概念。「手放す愛」「見守る愛」などと訳されている。東日本大震災以来、「絆」が困難を乗り越えるためのキーワードとして使われてきたが、「絆」は本来、牛馬などをつなぎとめる綱のこと。家族や世間の絆に苦しめられてきた人々のカウンセリングを長年続けてきた著者は「絆」に疑問符を投げかけ「タフラブ」という生き方を紹介する。『タフラブという快刀』(2009年)を改題し、加筆・修正・再編集した作品。【目次】序 章 タフラ
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食べるスポーツ フードファイターの挑戦
ノンフィクション「69本のホットドッグ、93個のハンバーガー、110本のソーセージ……1日かけても、1週間かけても、食べられそうにない量だと思う? でもね、ぼくなら、どれもだいたい10分くらいで食べちゃうんだ。」数々の世界記録をもち、大食いをスポーツに変えた人物として知られる著者が、食べることのふしぎと魅力について語ります。世界を旅しながら食べた、おもしろくておいしそうな料理もご紹介!「みんなの研究」は、みんなの「知りたい」を応援する、あたらしいノンフィクションのシリーズです。
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食べるの怖いな
女性マンガ「痩せたのにどうして幸せじゃないんだろう」「楽しい時間って食事がつきものなのに、私、そのたびに悩むの?」「でも......ダイエットをやめるなんて怖い......!」ダイエットをきっかけにやめられなくなってしまった「食べ吐き」。精 神科児童思春期病棟で同じ悩みを抱えるたくさんの少女たちと向き合ってきたシオリーヌの「食べるのが怖かった」過去を、『酔うと化け物に なる父がつらい』などの話題作をもつ漫画家・菊池真理子がコミック化。【目次】はじめにEpisode1 カロリー Episode2 初恋Epi
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魂力 強さと輝きをとりもどす瞑想
哲学/思想インドに古代から伝わる叡知ラージャヨガ瞑想で魂本来の力と質を取り戻すための本です。1分から5分で、いつでもどこでもできる非常に簡単な31の瞑想が紹介されていて、さまざまな困難を乗り越える方法を教えてくれます。無駄な考えや否定的な考えをなくし、肯定的で純粋な考えに集中することで喜びの体験を得られます。【目次】001 いのちのエネルギーを強めよう /002ラージャヨガって何? /003ラージャヨガ瞑想の8つの効果 /004心を強くするための7つの効果 /005ラージャヨガ瞑想で得られる8つの力 /0
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たましひの薄衣
詩/短歌/俳句ほぐれつつ咲く水中花――ゆつくりと死をひらきゆく水の手の見ゆ人間が荒れ狂う今世紀にこのような美しい歌集が生まれたことをことほぎたい。(水原紫苑) 静謐で深い歌の探求が続けられていたことに胸を打たれる。(野崎歓)【収録歌より】ネロ帝の若き晩年を思ふとき孤独とは火の燃えつくす芯たましひのまとふ薄衣(うすぎぬ)ほの白し天を舞ふときはつかたなびく水差し(カラフ)より水注(つ)ぐ刹那なだれゆくたましひたちの歓びを見き一生は長き風葬 夕光(ゆふかげ)を曳きてあかるき樹下帰りきぬ【目次】Ⅰ Figures