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オフショア第一号
エッセイこれまでウェブでアジアのインディー音楽やインディペンデントなアート情報を発信してきたOffshoreがリニューアル。寄稿者を迎え、エッセイや論考、創作など、アジアをキーワードに書かれた文芸作品が集まる文芸誌に生まれ変わりました。定義が複雑で広大なアジア、境界線を引くことのできないアジア、均すことのできないアジアを、そのまま体現する誌面です。無限に広がり続けるウェブ世界から離れ、じっくり腰据えて読む。「オフショア」は瞬発力がなくてバズらないけれども、五十年後百年後まで読まれることを目指します。【目
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ことばと vol.6
文学編集長/佐々木敦ロゴマーク/石黒正数表紙・本文デザイン/戸塚泰雄装画・挿絵/近藤恵介巻頭表現 谷川俊太郎第4回ことばと新人賞 受賞 福田節郎 佳作 井口可奈特集 ことばと戦争 インタビュー 高橋源一郎(聞き手:佐々木敦)小説 北野勇作 高山羽根子 早助よう子 吉村萬壱評論 小峰ひずみ 水上文創作 小山田浩子 仙田学翻訳 ロシア――戦争に反対する詩人たち 訳 高柳聡子本がなければ生きていけない 韻踏み夫 杉田協士【目次】巻頭表現 谷川俊太郎 人と人第四回ことばと新人賞発表受賞のことば選考座談会 選
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シャラの花咲く家
文学この一冊には、大人が楽しむ〈旅行小説〉三編とプラス・アルファー一編が収められている。そのアルファ一編が、この作者が何故〈旅行小説〉にこだわり、書き続けるのか、その隠れたモチーフを明かしていて、それにもまことに興味が尽きない。(文芸評論家 勝又 浩)【目次】シャラの花咲く家その秋の日に チュニジアにて夢去りやらぬ後書きに代えて初出一覧
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IT AIN'T NECESSARILY SO <矢代俊一シリーズ17>
ボーイズラブ勝又英二の目を盗んで金井恭平と会うための飯島由梨との大阪ライブだったが、大阪駅に到着した俊一を待つ人々のなかに金井の姿はなかった。しかし、かつて第1次矢代俊一グループのドラムだった森村類と再開、ホテルの部屋で久しぶりに話をする、しかし、一人になると金井恭平への思慕は募るばかりだった。そして二日目のライブの後だった。またもホテルまで送ってきた森村類は、俊一の部屋の前で突然俊一にキスをしたかと思うとすぐに謝り逃げるように去り、呆然とその後ろ姿を見送る俊一に何者かが襲いかかった。矢代俊一シリーズ第17
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月刊 ココア共和国 2022年12月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、北畑光男、浦歌無子、柊、真土もく、菅沼きゅうり、能美政通、森崎葵、伊藤テル、の10名。投稿詩傑作集として43名、佳作集には96名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目次
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アインが見た、碧い空。 あなたの知らないベトナム技能実習生の物語
経済/社会小説──夢やぶれた技能実習生が、未来を取り戻す物語。技能実習生として日本で働く道を選んだアインは、単純労働の繰り返しの果てに、ひとつの事実に気づく。彼女の将来の可能性は、もうどうしようもないほどに行き詰まってしまっていた。実習生の挫折と再起を描く「小説」と、元・実習生の再教育に取り組む著者による「解説」が、技能実習制度の本質を明らかにする。制度の真の問題点「キャリアの搾取」と、それが日本社会に残す負の遺産とは何か。そして、日本とアジアの豊かな未来を実現するためには、いったい何が必要なのか。【目次】は