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リビア 戦争
社会問題大量破壊兵器の開発計画を放棄し欧米と和解していたはずのリビアの革命指導者ムアンマル・カダフィ。2011年、そのカダフィが〝アラブの春〟の反乱と欧米諸国の〝人道的介入〟を受け、残虐に殺害されるに至った背景には何があったのか。 本書は、カダフィが生まれ最期を遂げた地であるシルテを出発点に、豊富な資料を駆使して欧米の〝人道的介入/保護する責任〟の虚構を暴き、リビアに現在まで続く混乱をもたらしたNATOの軍事介入の本当の目的を明らかにする。【目次】はじめに リベラル帝国主義と新たなアフリカ争奪戦第一章
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LIMITS 脱成長から生まれる自由
経済ローマ・クラブ『成長の限界』レポートから50年。資本主義の限界、地球の限界……。気候変動とパンデミックのなか、「限界(LIMITS)」が再び議論の中心に現れた。脱成長論を世界的にリードする研究者が説く、自由、民主主義、エコロジーの新たな思想。解説 斎藤幸平+FEAST※本書は、大月書店刊『LIMITS――脱成長から生まれる自由』の電子書籍版です。【目次】日本語版へのまえがき序章 なぜ限界を問うのか第1章 マルサスのどこが間違っているのか第2章 経済学――限界なき欠乏第3章 環境保護論者の限界第4
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凜として灯る
政治1974年4月20日、東京国立博物館で開催された『モナ・リザ展』一般公開初日。「人類の至宝」と称されるこの絵画に、一人の女性が赤いスプレー塗料を噴射した。女性の名前は米津知子。当時25歳。「女性解放」を掲げたウーマン・リブの運動家だった。なぜ、彼女はこのような行動に及んだのか。女として、障害者として、差別の被害と加害の狭間を彷徨いながら、その苦しみを「わたしごと」として生きるひとりの、輝きの足跡。【目次】プロローグ一章 恩情と締め出し――『モナ・リザ展』と障害者二章 道徳律の思春期――補装具とス
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ルールリテラシ― 共働のための技術
社会学社会にはルール違反が溢れています。学校なら遅刻、職場ならさぼりなど、ルールを作る立場に立てば罰を強化してでも違反は減らしたくなるでしょう。しかし、著者によれば、その方法はルールを罰と報酬のゲームと捉える誤解にもとづいており、ルールが持つ可能性を損ねるというのです。賞罰や道徳で誘導する方法を離れ、ルールとは他者と協力するための技術であるという認識に立ち、ルールを維持する/あえて破るなどの実践を分析すると、ルールを活かし運用する能力=ルールリテラシーが見えてきます。いじめから解釈改憲まで、ルール観を
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ルポ 刑期なき収容 医療観察法という社会防衛体制 [電子改訂版]
社会問題池田小児童殺傷事件を機に、様々な問題点が指摘されながら成立した心神喪失者等医療観察法。「再犯の虞がなくなるまで」という刑期なき収容を生み出したその基盤は、精神障害者に対する差別であることを、元新聞記者が丁寧な取材で明らかにしていく。中島岳志氏推薦!【目次】 はじめに Q&A 心神喪失者等医療観察法の概説 第一話 医療の空白第二話 滞 留第三話 ベルトコンベアー第四話 精神鑑定 第五話 社会防衛第六話 悲 劇第七話 事件前夜第八話 精神科の無医村がある第九話 公費の無駄第十話 人格障害第十一話 新
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令和5年度版 税制改正のポイント〈確定版〉
税務令和5年度版では、NISAの抜本的拡充・恒久化、スタートアップ企業への税制優遇策の拡充、極めて高い水準の所得者への負担策、相続時精算課税制度の見直しや暦年課税制度の相続開始前贈与の加算期間の延長などの改正が行われました。この小冊子では、項目ごとの具体的な改正点と解説を掲載しています。令和5年度税制改正の全体像の理解とポイントを押さえる上でのツールとして皆様にご活用いただき、お役立ていただければ幸いです。【目次】Ⅰ 個人所得課税Ⅱ 法人課税Ⅲ 資産課税Ⅳ 消費課税Ⅴ 納税環境整備付録 主な令和5年
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令和5年度版 税制改正のポイント〈速報版〉
税務令和4年12月16日に公表された「令和5年度税制改正大綱」の主要なポイントをわかりやすく解説しています。 今年度版では、NISAの抜本的拡充・恒久化、スタートアップ企業への税制優遇策の拡充、極めて高い水準の所得者への負担策、相続時精算課税制度の見直しや暦年課税制度の相続開始前贈与の加算期間の延長などの改正を取り上げています。 令和5年度税制改正の理解と対応策検討のための資料としてご活用ください。 【目次】 Ⅰ 個人所得課税 Ⅱ 法人課税 Ⅲ 資産課税 Ⅳ 消費課税 Ⅴ 納税環
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令和4年度版 税制改正のポイント<確定版>
税務令和4年度税制改正では、成長と分配の好循環の実現に向けて、積極的な賃上げ等を促す観点から給与等の支給額が増加した場合の特別税額控除制度が拡充されるとともに、脱炭素社会を実現する等の観点から住宅ローン控除制度の見直しが行われました。また、免税事業者のインボイス事業者登録期間の弾力化や電子取引の取引情報の保存義務に関する宥恕措置などの改正も行われました。この小冊子では、令和4年4月1日現在の法令に基づいて項目ごとの具体的な改正点と解説を掲載しています。【目次】特集 住宅・土地関連の改正事項~住宅ロー
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ろう者と聴者の懸け橋に
福祉言語学習の体系的メソッドによって聴者には手話を教え、ろう者には手話で日本語文法を指導する、その教授法を公開。ろう者への差別や偏見、手話の世界の問題点にも言及。ろう者と聴者が互いを尊重しあえる社会をつくるために。※本書は、大月書店刊『ろう者と聴者の懸け橋に――「手話通訳士」兼「日本語教師」の挑戦』の電子書籍版です。【目次】プロローグ 手話でおこなう日本語講座――聴覚障がい者のサリバン先生として第1章 ろう者にとって日本語とは――大学入学までの長い道第2章 日本語が苦手な聴覚障がい者が多いわけ第3章
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65歳で爽快起業
ビジネス教養起業本を何冊か書いてきましたが、熟年にこそ日本では起業にチャレンジして欲しいと思います。若者と違い、経験と知恵があります。これを活かせばむしろ成功確率は上がるのではないか、とシニア起業を応援するものです。【目次】第一章 起業環境も変わった二〇〇〇年代後半第二章 こんな人に熟年起業はお勧め第三章 熟年起業は実は低リスク第四章 しかし、起業を思いつきで行ってはならない第五章 一端始めたビジネスを成功させるために第六章 熟年起業 事例研究第七章 ICT(情報通信)に精通していることの陥穽