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作品説明
保育実践を「学び」というアプローチから保育者が緻密に記録した一年間の実践を,ほぼそのままに掲載し「遊び」から深まる実践の具体から教授的な教育の対極にある質の高い保育を探求しようというものである。ここには,自ら学び,仲間と共に実践を作り出す力強い子どもたちの姿を見ることができる。こうした姿を読みときながら「見えない教育」の部分に光を当て,保育者の記録をもとに,編者による学識的なコメントを随所に配置。実務者と研究者による立体的な構成が特徴である。
【発行・発売/ななみ書房】
【目次】
Ⅰ はじめに
Ⅱ 「学び」を問うことの意味
Ⅲ つながる体験と探究の先に
1.「火起こし」の始まり
●年度当初のクラスの様子と保育者の迷い
●環境としての保育者の姿
●火起こしの挑戦! - 数人の関心からみんなの関心へ -
●火は水に弱い?!
●火起こしチームの葛藤
2.火起こしへの関心の深まり
●なぜ火を起こすのか - 目的が見えてきた!
●なおやが火起こし部に入る!
●火が起きること,その不思議
●仲間と共に育つ
3.「火起こしは,やっちゃダメ?」の問い
●地球が熱くなる!
●湧き出る疑問 - 5歳児が向き合う温暖化問題 -
●救世主の「木」
4.自分たちにできること - 持続可能な社会づくりはここから -
●温暖化カルタを作ろう
●伝えたい思い - 映画作り -
●ここから未来へ
Ⅳ 学びあい育ちあう実践と保育の質
Ⅴ おわりに