家族と厄災
エッセイ 2090円販売終了
作品説明
パンデミックは、見えなかった、見ないようにしていた問題を明るみにした。
家族で最も弱い立場に置かれた女性たちは、どのように生きのびようとしたのか。
家族問題に長年たずさわる臨床心理士が、その手さぐりと再生の軌跡を見つめた。社会の変化を視野に入れ、危機の時代の家族のありようを鮮烈に描写したエッセイ。
【目次】
まえがき
第1章 KSという暗号
第2章 飛んで行ってしまった心
第3章 うしろ向きであることの意味
第4章 マスクを拒否する母
第5章 親を許せという大合唱
第6章 母への罪悪感はなぜ生まれるのか
第7章 「君を尊重するよ(正しいのはいつも俺だけど)」
第8章 私の体と母の体
第9章 語りつづけることの意味
第10章 むき出しのまま社会と対峙する時代
第11章 慣性の法則と変化の相克 ――一蓮托生を強いられる家族
第12章 現実という名の太巻きをパクっとひと口で食べる
あとがき――忘れないために、そして未来のために
主要参考資料一覧
発売日:2023/09/20
出版社:生きのびるブックス株式会社
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