書影

言論抑圧 矢内原事件の構図

将基面貴巳 歴史一般 550円

作品説明

1937年、東京帝国大学教授の矢内原忠雄は、論文「国家の理想」が引き金となり、職を辞した。日中戦争勃発直後に起きたこの矢内原事件は、言論や思想が弾圧された時代の一コマとして名高い。本書は、出版界の状況や大学の内部抗争、政治の圧力といった複雑な構図をマイクロヒストリーの手法で読み解き、その実態を抉り出す。そこからは愛国心や学問の自由など、現代に通じる思想的な課題が浮かび上がる。

【目次】
序章 矢内原事件とマイクロヒストリー
第一章 言論人としての矢内原忠雄
1 戦前・戦中の活動と生活
2 政府批判とその真意
第二章 出版界と言論抑圧
1 舞台となった総合雑誌
2 政府当局の介入
3 非難キャンペーンと蓑田胸喜
4 周辺への捜査
第三章 東京帝国大学経済学部をめぐる抗争
1 揺れる経済学部
2 教授会前後の駆け引き
3 東京帝大総長の日記
第四章 辞職の日
1 情勢急転
2 大学の自治と政治の圧力
第五章 事件の波紋
1 知識人やメディアの受け止め方
2 矢内原事件が意味したもの
終章 矢内原事件に見る思想的諸問題
1 ふたつの愛国心
2 学問の自由と大学の自治
3 言論抑圧をどう捉えるか
あとがき
復刊にあたってのあとがき
主要参考文献
矢内原事件関連年表

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発売日:2019/07/25
出版社:ボイジャー・プレス
百万年書房

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