幕末の女医 楠本イネ シーボルトの娘と家族の肖像
人物評伝 2420円販売終了
作品説明
幕末から明治にかけて生きた楠本イネ。父はシーボルト。様々な苦難を越えて父と同じ医師となる。「オランダおいね」として知られるが、これは吉村昭の小説『ふぉん・しいほるとの娘』によるところが大きい。本書では、小説のイメージが定着してしまった楠本イネ(と娘・高子)の実像に迫る。「イネと高子。その生涯の波瀾万丈、悲痛なことは想像をはるかに超えていた」と著者は言う。宇和島在住だからこそ発見できた新史料を発掘・駆使して、新しい楠本イネ像を活写。
【目次】
第一章 シーボルトの来日と追放
第二章 女医への道
第三章 宇和島
第四章 シーボルトの再来日
第五章 長崎特派員イネ
第六章 明治を生きる
発売日:2020/10/02
出版社:ボイジャー・プレス
(株)現代書館
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