書影

国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に

安田菜津紀 社会問題 1980円

販売終了

作品説明

父は在日コリアン2世だった。父の死後に知ったその事実に著者のアイデンティティは揺れ動く。朝鮮半島からやってきた祖父母もその子どもである父も歳の離れた兄も、既に他界した。ほとんど手がかりがない中で資料を取り寄せ、わずかな痕跡を辿って彼らがかつて暮らした地を歩き、交流のあった人の話に耳を傾ける。その旅で次第に見えてきた家族の在りし日の姿を胸に抱きながら、目前の現実を取材する日々。現在と過去を往還する中で、時に気分が沈みそうになっても、多くの人との出会いにより、著者は自らの向かうべき道を見出していく。

【目次】
プロローグ 
第1章 旅のはじまり 
第2章 「家族とは何か」から「故郷とは何か」へ 
第3章 ルーツをたどって 
第4章 残された手がかりをつなぎ合わせて 
第5章 ヘイトは止まらない濁流のように 
第6章 祖父母の「故郷」、韓国へ 
エピローグ

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発売日:2023/05/08
出版社:合同会社ヘウレーカ

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