本日新たに2作品が販売開始となりました。今回は発売される作品の中から『薔薇を撃つもの』をご紹介します。フランスとアフガニスタンをまたにかけた、一人のジャーナリストの冒険物語です。
小田切しん平『薔薇を撃つもの』
パリのアパルトマンに暮らすジャーナリスト、クロード。かつてフランス海兵隊員としてアフリカで爆撃をかいくぐり、戦友たちを失う悪夢を経てきた彼に、再び戦争の影が忍び寄ろうとしていました。雑誌社の上司のすすめで、アフガニスタンのムジャヒディンのもとへ取材に向かうことになったのです。取材対象の名はルイ。かつて、フランス大統領ミッテランを暗殺しようとした男でした。
アフガニスタンの青年に案内され、渓谷や山脈を渡り歩いて訓練キャンプを取材するクロード。目指す男と出会った時、彼を襲う過酷な運命とは。戦闘ヘリが飛び、カラシニコフの銃声が響き渡る戦場を超えた彼が聞いた歴史の真実とはなにか。果たしてクロードは見事、特ダネを我が物にできるのか?
綿密な描写によって展開される、アフガニスタンの戦地の様子がこの本の見どころです。戦争の残酷さ、そして一個人に牙を剥いた国家権力の恐ろしさが、本書を通して伝わってきます。驚きの結末まで目が離せないこの物語を、どうかお見逃しなく。
『薔薇を撃つもの』の詳細はこちら。
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