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新ブラックジャックによろしく1
青年マンガ「じゃあ、君が腎臓をくれるの…?」超一流、永禄大学附属病院の研修医・斉藤英二郎。その最後の研修先は泌尿器科だった。先輩の看護師・赤城が腎不全を患っていることを知った斉藤は、彼女を救う唯一の手段“臓器移植”と向き合うことになる。「医者って一体、なんなんだ?」その切実な自問から始まった斉藤の熱い闘いは、いよいよ核心へ!!
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新ブラックジャックによろしく2
青年マンガ「仮に僕が赤城さんに腎臓を提供しようとしたら可能ですか…?」難病のI型糖尿病を患い、腎臓を移植しない限り死に至る可能性が大きい赤城。そんな彼女を救うために「自分に一体何ができるのか」を模索し始める斉藤。そしてたどり着いた一つの結論。それは、日本の医療のルールではとうてい受け入れられないものだった!!ルールは人命に優先するのか。この国の医者と医療の在り方、その根本に斉藤が挑む!!
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新ブラックジャックによろしく3
青年マンガ「赤城さんが死んでしまったら、僕には医者である意味なんてない…」かつて腎臓移植に失敗し二度目の移植をかたくなに拒絶する赤城。一方、斉藤と別れた皆川は失恋の痛みの中、脳外科での仕事に喜びを見出していく。そして、どこまでも赤城の生命にこだわる斉藤は八方塞がりの中、やがてある行動を起こす…三者三様、それぞれの想いが交錯する中、移植を巡る状況はついに一つの局面を迎える。
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新ブラックジャックによろしく4
青年マンガ「腎不全で苦しんでいる知り合いに腎臓を提供することがどうして問題なのですか…?」斉藤からの腎臓提供の申し入れをついに受け入れた赤城。永大では前例のない“全く他人同士の移植”のための準備が始まった。検査入院、泌尿器科の症例検討会議、そして病院全体の倫理委員会…徐々に手続きが進む過程で、斉藤はある“事件”の存在を知る。それは過去に永大で起きた移植にまつわるスキャンダルだった。
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新ブラックジャックによろしく5
青年マンガ「この青年は明日のあなたよ…この腎臓は…明日のあなたの腎臓よ…」脳死状態に陥った青年はドナーカードを持っていた。青年の両親は息子の最後の願いを叶えるため臓器を提供する意思を固める。提供者の担当看護師として両親とともに二度の脳死判定テストに付き添う皆川…そして、腎臓摘出チームの助手として臓器移植手術に入る斉藤…二人はそこに何を見るのか!?
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新ブラックジャックによろしく6
青年マンガ「他の人に身体を触れられたくないの……あなたの手で私にメスを入れて……」斉藤が教授に見せられた少女の写真。10歳に見えるその少女は、透析の影響で成長が止まった17歳の教授の娘・美和だった。斉藤の指導医・ムツミと夫の近藤が決して口を割らなかった永大泌尿器科の過去がいよいよ明らかになる。かつて脳死は人の死か否かで揺れた時代。時代の扉を開くため、永大初の脳死腎移植の受容者1例目として娘を差し出そうとする教授。執刀を任される若き日の近藤。移植反対ながらも美和を受け入れようとするムツミ。
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新ブラックジャックによろしく7
青年マンガ「僕がやろうとしていることが間違っているのなら…僕から医師免許を取り上げて下さい…」他人同士の移植にあたる斉藤から赤城への腎臓移植を倫理委員会は、書類不備で一旦否認。斉藤は書類を再提出し、倫理委員達の前で直接、移植実現を訴えることになった。実家へ移植の報告に行った斉藤を父と母はどう受け止めるのか。斉藤と一緒に斉藤の実家を訪れた恋人・皆川の悲痛な決心とは?移植を必要とする者がいて、臓器を提供する者がいる。これはそんなに悪いことなのか。ここには、全員が幸せになる物語は存在しないのか。
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新ブラックジャックによろしく8
青年マンガ「僕は医者です……赤城さんを助けたいだけです……!」他人から他人へ―。斉藤から赤城への腎移植を咎める倫理委員会はいよいよ大詰めを迎えた。斉藤は最後の力を振り絞ってひとつの言葉を繰り返す。世界を変えるのはいつでもたった一人の情熱だ。医療とは何か、医者とは何か。最後の研修先で斉藤が見つけた結論についに審判が下る。はたして、世界は変わるのか。
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新ブラックジャックによろしく9
青年マンガ「今後5年間…従順な機械になることが…君にできるか?」赤城への腎臓移植手術も無事に終わり、研修終了目前の斉藤は教授に呼び出される。前代未聞の移植が永大に与えたインパクトは大きく、研修終了後、斉藤が医局に入ることは限りなく厳しいというのだ。教授は斉藤に条件を出す。それが約束できれば医者として生き残る道をつくってやる。「医者って一体何なんだ!?」誰もが知らないのだ、その答えを。誰もが知りたいのだ、その答えを。斉藤、君が見つけた答えを教えてくれないか。「新ブラックジャックによろしく」こ