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アサギをよぶ声 新たな旅立ち
文学弓の競い合いには勝ったが、アサギは長老頭から女屋行を命じられる。新たな世界を受け入れようと、布を織るアサギ。しかし、彼女の心は、満たされないままだった。そんな折、村では、あるうわさが流れる。しも村の住民が、突然いなくなってしまい、二度ともどってこないというのだ。アサギは、不審に思った巫女ばあさんから、密使の特命を受ける・・・。一人の少女が苦しみながらも成長していく姿が共感をよび、高い評価を得た『アサギをよぶ声』の続編。アサギの新たな活躍がはじまる。
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月刊 ココア共和国 2021年8月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、クマガイコウキ、篠崎亜猫、能美政通、福間健二、真土もく、八城裕貴、四方田犬彦の9名。投稿詩傑作集として43名、佳作集には109名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目次
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時間色のリリィ
文学小学5年生のロミは、ある日、同じ塾に通っている優等生、園内くんの訪問を受ける。「ミコミコぷろだくしょん」という名前をしらないかという突拍子もない質問をされて、近くの公園まで誘われると、風変わりな女の子がまっていた。コスプレめいた服装のその女の子は、園内くんをあやつって、「ミコミコぷろだくしょん」のことを聞き出そうとしているらしい。ノスタルジックホラーとよばれる作風の直木賞作家が、児童向けの作品に初挑戦。親子で楽しめる作品です。
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ドラネコまじんのボタン ミッチの道ばたコレクション
文学なんでもあつめるのがすきなミッチがある日、ひろったのはねこのかおが かいてある ちいさな ボタン。ふくにつけて こすってみたら ドラねこまじんが あらわれた!コレクションが ふしぎをまきおこす シリーズ第2弾
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曹操 卑劣なる聖人 第四巻
歴史/時代小説第4巻では、兗州で失地回復した曹操が、さらなる飛躍を期して皇帝を奉迎し諸侯に令していく。また、孔融や禰衡に刃向かわれるも、百官を統べて政を執る。 曹操41歳から43歳、建安元年から三年(西暦196年から198年)までが描かれる。 袁紹、袁術、劉備、呂布、張繡、劉表、荀彧、郭嘉、献帝はもちろんのこと、董昭、荀攸、夏侯惇、曹昂、許褚、典韋、孔融、禰衡、陳登らが登場する。 【目次】 第一章 皇帝奉迎の決意を固める 第二章 豫州奪還 第三章 皇帝を謀り拐かす 第四章 大権を握り、劉備を
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カンカラ鳴らして、政治を「演歌」する
エッセイ「オッペケペッポー ペッポッポー」「ア、ノンキだね」「ヨワッタネ 生活戦線異状あり」「演歌」とは、明治・大正期に流行した「演説歌」。面白おかしい詞を織り交ぜながら、時の権力や世相を風刺する。政府批判・演説が弾圧された時代、「それならば歌で」と街頭で高らかに歌いあげる演歌師が現れた。その草分けである添田啞蟬坊の流れをくむ現代唯一の演歌師・岡大介20年の記録。1978年生まれの岡は、寄席で、ホールで、「流し」として居酒屋で、そして山谷や西成などの労働者の街で歌い続けている。岡大介「演歌」動画付き!【