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島のエアライン(下)
文学天草エアラインは開業4年目から業績が急降下。運転資金も底を尽き、倒産が現実味を帯びる。地域の医療も支える「島のエアライン」を関係者たちはどう救うのか!?―重整備や故障、乗客の減少、人材流出など、次々とトラブルに見舞われる。民間航空会社から社長を招き、新路線も開設するが、思うような効果は上がらない。倒産も視野に入るなか、関係者たちは"島の翼"を守るため、それぞれの持ち場で奮闘を開始する。【目次】第8章 政府専用機第9章 引き抜き第10章 経営危機第11章 上下分離第12章 経営改革第13章 買収提
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島のエアライン(上)
文学天草ゆかりの知事の強力なリーダーシップで、地元の夢・天草空港は実現に向け、動き始める。議会の反対派、一部地権者などを数年がかりで説得し、建設工事が始まるが、予定される路線の厳しい採算性とおりからの航空不況で、就航する航空会社が見つからない。熊本県庁は「7人のサムライ」を起用し、独自の航空会社立ち上げへと舵を切る。果たして「島のエアライン」は、国の審査に合格し、九州の空へ飛び立つことができるのか!?【目次】プロローグ第1章 堤義明と細川護熙第2章 ダッシュ8第3章 七人のサムライ第4章 機体到着第
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百歳の陽気なおばあちゃんが人生でつかんだ言葉
エッセイ人生の経験から生まれたどんな名言よりも輝く21の言葉激動の時代を乗り越え、女手一つで子どもたちを立派に育てあげたおばあちゃん。百歳を超えた今でも認知症にもならず健康を保ち、家族に囲まれて幸せに暮らしている。そんなおばあちゃんから発せられる百年の経験から生まれた言葉は、不思議な力と説得力を持ち、私たちに生きるためのヒントを与えてくれる。【目次】まえがき① 戦争がないだけでいい。② 生きているだけで幸福。③ いい人の真似をすればいいのよ。④ 米粒は拾えても愚痴は拾えんよ。⑤ 見栄は大敵。⑥ うまくい
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MORE THAN YOU KNOW <矢代俊一シリーズ18>
ボーイズラブクラシック音楽界の重鎮である父との父子リサイタルを控えて俊一の焦慮は募るばかりだった。さらに金井恭平との密会や渥美兄弟との会食でさらに彼の運命は行き詰まっていくのだったが……2日間はピアノに触れてはならないと父に厳命された俊一は英二と横浜へ小旅行に行く。そして英二の生まれ育った貧民街を訪れたり、アマチュアのセッションに参加するのだったが、そこで彼は行き場のない運命への光明を見いだすのだった。矢代俊一シリーズ第18巻。
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アパレル興亡
文学経済小説の旗手・黒木亮が、大手婦人服メーカーを舞台に、焼け野原からのアパレル産業の復興、「ガチャマン」景気、百貨店の隆盛と高度経済成長、バブルの熱気、カテゴリーキラー台頭による平成の主役交代、会社とは何かを社会に問うた村上ファンドとの攻防、社長の死と競合他社による経営乗っ取りまでを描く。85年間にわたるアパレル業界の変遷というプリズムを通して展開する、戦後日本経済の栄枯盛衰の物語。【目次】プロローグ、第1章 笛吹川、第2章 つぶし屋と三越、第3章 百貨店黄金時代、第4章 株式上場、第5章 社長交
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バイロン詩集 ─ヘブライのうた─
詩/短歌/俳句「若い人々にバイロンの面白さとかっこよさを届けたい」という訳者の熱い思いが結実した本邦初の完訳本。ユダヤ・ヘブライの伝記や歴史を背景に、ストーリーを持った詩として順に並べたので、戦火に故郷を追われた人々の心情がより伝わりやすくなった。今世界が必要とする一冊。女性訳者と女性イラストレーターの新鮮なコラボにも注目!【目次】美をまとい、その女は歩む私はおまえが泣くのを見たよいまがそのときフランシスカエフタの娘ああ、花のさかりに死んだひとよ明るいといいな、おまえの魂の在処が眠れぬ者の太陽よ我が心は暗いサ
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科学でナゾとき! 星空キャンプ事件
文学「鈴木くん、勝負しよう。」自称パーフェクトな主人公にライバル登場!?パーフェクトな児童会長・彰吾のひみつは、変人理科教師、キリン先生が、じつは父親であることだ。そんな彰吾に、ライバルがあらわれる!彰吾は、ひみつを守りながら、事件を解決できるのか!科学×ミステリー! 人気シリーズ 第三弾。隣の小学校の児童会長といいあいになり、ジュースの売り上げ本数対決をすることになった彰吾。ライバルよりジュースを冷やすには? <ジュースひえひえ事件>急にスライムが溶けてしまい、泣きやまない二年
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源氏、絵あわせ、貝あわせ
文学京都で開催される「絵あわせ」のコンクールに参加することになったアン。平安時代の着物・小袿をデザインして、対戦相手と競うのだ。京都におばが住んでいるリックとともに会場へむかうが、出場者のカリスマ小学生ファッションブロガー初音の「いけず」な言動に翻弄される。そして、ひょんなことから初音の家で、かつて消えた貝合わせの貝をさがすことになる。公家のお姫さまの雅な宝をみつけることができるのか?ファッション大好きなアンと歴史マニアのリック、性格が正反対の2人が活躍する歴史ミステリーシリーズ第3弾!
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里見家の宝をさがせ!
文学茅ヶ崎にくらしていた杏珠は、千葉県市川の古いお屋敷にひっこしてくる。その家には三つの家訓が伝えられていた。 ひとつ。菊を植えるべからず。 ふたつ。日光に行くべからず。 みっつ。家宝を売るべからず。家宝がなにかは、だれもしらないのだという。お屋敷の前の持ち主、千鶴子さんと親しかったというなぞの美少年(?)陸は、それが『南総里見八犬伝』で有名な千葉の大名、里見家の家宝ではないかという。杏珠は、陸とともに、お宝をさがしてみることに!
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壇ノ浦に消えた剣
文学里見家の宝を発見して、有名になったアンとリックのもとに、アンの母親・紗和の交際相手・伝兵衛から宝さがしの依頼がまいこむ。それは、九州の唐津にいる伝兵衛の幼なじみ・誠からのもので、そのむかし水軍・松浦党が源平合戦の壇ノ浦の戦いで、海から引き上げどこかにかくしたという、伝説の剣・草薙剣をさがしてほしいのだという・・・。