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作品説明
明治38年、日露戦争の勝利に沸く四国のとある城下町。山嵐、野だいこ、うらなり、マドンナ、狸、赤シャツと、夏目漱石の小説『坊っちゃん』と登場人物は同じだが、主人公は赤シャツ。しかも坊っちゃんは出てこない。坊っちゃんには見えなかった、知られなかった、赤シャツは、誤解に誤解を重ねられた、小心で柔弱で、悩める知識人だったのではないか? 日清、日露と日本が大きく変わっていく時代を、悪役とされた赤シャツこと教頭の、もう一つの姿を通して炙り出す。
【二十一世紀戯曲文庫/一般社団法人 日本劇作家協会】
発売日:2016/12/28
出版社:ボイジャー
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赤シャツ
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