平野甲賀100作
絵画/作品集 1650円販売終了
作品説明
・新文化(2019年5月23日号)で紹介されました。
・文化通信(2019年5月13日号)で紹介されました。
・毎日新聞(2019年4月21日東京朝刊)の「今週の本棚」で紹介されました。
力強く、かつ繊細に――。独特な描き文字を駆使した平野甲賀の装丁は、数十年にわたり出版界を牽引してきました。手がけた装丁はその数7000冊。平野甲賀が毎日写経のように、すでに出版された装丁やかつての演劇・コンサートのポスター・チラシに描いた文字に向かい、いまいちど自ら手を加え、和紙に刷り出した作品の集積です。本書にはこれら作品とあわせて、平野甲賀がこれまで著書・インタビューに書いた・語った言葉を再編成して収めています。収録作品は読みながらインターネットを介してすべて購入できる仕組みになっています。
【目次】
1 装丁と本づくり
産地直売のデザイン
装丁しながら思い浮かぶ顔
本づくりは共同作業 他
2 漢字の向こうに風景が
物を見てかく象形文字
ひと文字の風景
漢字という風景画の来歴 他
3 漢字仮名混じりの衣装
漢字仮名混じりの世界
「の」の字の宇宙
文字は衣装だ
4 もじを描くということ
文字の裏付けのうえに自分の形を持ち込む
文字そのものが孕む力
生きてきた時代の幅で受けとめる 他
5 絵ごころ文字ごころ
ぼくの好きなイラストレータたち
スタイルをもったイラストレーション
様式をもつということ――ラダの三種の線 他
6 演劇が教えてくれたこと
描き文字を選んだわけ
〈再利用〉という思想
それでも「ない」文字は自分で描く 他
7 デザインと生活と意見
生活のスタイルを表明していくだけ
たとえばコンピュータにも生活の習慣が
庶民のデザイン 他
8 フォントと描き文字のあいだに
本の装丁をリトグラフにしてみたわけ
文字の中の文字
さらにフォント『コウガグロテスク』へ 他
平野甲賀の作品一覧
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