
ピンクの車いすを街の風景に
エッセイ 1320円販売終了
作品説明
今、少し疲れているあなたに、手に取って読んでほしい。
頑張らない生き方を、私は応援したい。
だって、あなたはずっと頑張ってきたんだから。
第21回日本自費出版文化賞「個人誌賞」受賞作品!
母は、高校生になった私に言った。
「永久子には永久子の人生がある。ママにもママの人生がある。永久子はいつかは一人で生きていくの。」
その時の私には、母の言葉の真意がまだわからなかった。
母が目指したものは、障害のある我が子の自立ではなく、
障害のある私からの、“母の自立”だった。
18歳で家を出て、大学時代に社会福祉士の国家資格を取得し、22歳で上京。
両親から受けた深い愛情と、厳しい教育に対する息苦しさ。「自由に生きたい。」そんな思いを抱いて、辿り着いた街、三鷹。
そこで出会った人たちとの心ある関わりや、おもしろエピソード。やがて、地域に溶け込み、地域を繫げていくストーリー。
自分らしい生き方を実現させてくれたこの街に、何か恩返しをしたいと、NPO法人を設立。
明日に向かうあなたの、車いすで伴走する応援団でありたい。
【目次】
はじめに―永久子さんとの出会い―
第一章 永久子さん、自分を語る
第二章 暮らし拝見
第三章 車いすでの外出
第四章 仕事風景
第五章 居酒屋に飲みに行く
第六章 ルーツを探る旅
おわりに―私は、頑張らないあなたを応援したい―
エテルナに捧ぐ
あとがき
参考文献
著者紹介