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デカンの風がやむとき

須田覚 ユニヴェール 詩/短歌/俳句 2200円

販売終了

作品説明

インド↔日本
無意識の混沌が押し寄せてくる
イメージと音による
シュルレアリスムの世界
 ――加藤治郎

【収録歌より】

目に見えぬものに追われて夕暮れの西ベンガルに息をひそめる

水差しの静けさだけを受け入れて僕は光とひとつになった

てのひらに僕の頭は支えられ喉にふくらむ粥の甘さは

地に落ちた蜻蛉の動く小刻みに蟻には蟻の歩幅があって

来た道もゆくべき場所も失って椎弓を這うデカンの風は

【目次】
Ⅰ インド脱出、そして不確かな記憶
インド脱出
記録としての小文(1)
数か月の日本滞在
星の上澄み
インド再赴任と短い滞在
コルカタ
もうろうと
インド再脱出と日本での強制隔離 
短い日本滞在

Ⅱ カルナタカ州へ再々赴任、そしてデカンの風がやむとき
デカンの風(六月)
デカンの風(七月)
COVID +ve
アユーダ・プジャ
柿渋色の大地に
西ベンガルへの旅 1
西ベンガルへの旅 2
西ベンガルへの旅 3
駐在の終わりに
帰任準備
記録としての小文(2)
Ⅲ 帰国から令和六年元旦まで
帰任して 1
帰任して 2
インドより奇妙な 1
インドより奇妙な 2
インドより奇妙な 3
父の死に
令和五年夏
アモルフな境界
御堂筋
VUCAの時代
日本を生きる
時の継ぎ目に

あとがき   

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発売日:2025/02/14
出版社:書肆侃侃房

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