仏教は科学なのか 私が仏教徒ではない理由
宗教 2860円販売終了
作品説明
意識の哲学、認知科学の哲学を牽引する哲学者エヴァン・トンプソンの待望の初邦訳。
本書は、仏教を「心の科学」と考える仏教モダニズムや、マインドフルネス流行に対する挑戦的論考である。
仏教のとらえてきた「悟り」や「涅槃」は、脳科学によって解明できるのか。
仏教における「無我」や「自我」は、現代哲学の議論とどのように関係するのか。
現象学、認知科学、仏教哲学を横断しながら、仏教の教義を再検討し、現代世界の仏教哲学を提案することで東洋と西洋を超える思想を探求する一冊。
【目次】
日本語版序文
はじめに
第一章 仏教例外主義の神話 The Myth of Buddhist Exceptionalism
第二章 仏教は真実なのか? Is Buddhism True?
第三章 仏教は無我説か?―急ぐべからず No Self? Not So Fast
第四章 マインドフルネスへの熱狂 Mindfulness Mania
第五章 悟りのレトリック The Rhetoric of Enlightenment
第六章 コスモポリタニズムと会話 Cosmopolitanism and Conversation
科学・哲学・宗教を横断する思考 監訳者解説 下西風澄
「仏教モダニズム」を超えて 監訳者あとがき 藤田一照
訳者あとがき