書影

触穢の成立 日本古代における「穢」観念の変遷

大本敬久 文化/民俗 1650円

販売終了

作品説明

「触穢」と「罪穢」。日本文化に深く刻まれたケガレ思想である。この思想はどのように生まれ、そのように形成されていったのだろうか。民俗学的研究と歴史学的研究を俯瞰しつつ、古代日本における「穢」史料の分析を通して、ケガレが人々の認識に浸透する過程を明らかにする。

【目次】
序章 ケガレと穢/第一章 ケガレ・穢に関する研究史と課題/第一節 民俗学における研究史/第二節 歴史学における研究史と課題/第二章 触穢規定成立以前の「穢」―特に奈良時代以前―/第一節 六国史の「穢」に関する先行研究/第二節 記紀・続日本紀に見える「穢」/第三節 奈良時代における「穢」と仏教/まとめ/第三章 触穢の成立/第一節 「穢」と「穢悪」の区別の必要性/第二節 触穢の成立過程/第三節 「穢悪」について/まとめ/第四章 「罪穢」の用法と変遷/第一節 歴史学における「罪穢」 /第二節 「罪穢」解釈の時代的変遷/第五章 触穢思想の成立と仏教との関係/第一節 『陀羅尼集経』と「穢」/第二節 烏樞沙摩明王と「穢」/まとめ/結語/付録 「ケガレと穢」(『第四九回日本民俗学会年会発表要旨』)/あとがき

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発売日:2023/10/13
出版社:創風社出版

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