書影

カメラは光ることをやめて触った

我妻俊樹 詩/短歌/俳句 1980円

販売終了

作品説明

夏の井戸(それから彼と彼女にはしあわせな日はあまりなかった)

我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。
誌上歌集「足の踏み場、象の墓場」から現在までの歌を含んだ唯一無二の686首。

電子版にはおまけの栞は付属致しませんので、ご了承下さい。

【目次】
Ⅰ カメラは光ることをやめて触った
喫煙する顔たち  
偶然はあれから善悪をおぼえた
窓をみせる穴  
どちらも蜘蛛の巣の瞳  
花瓶からきこえてくる朗読  
学園への執着  
その緑地  
カメラは光ることをやめて触った  
サマーグリーン  
星に見えない何か  
猛獣  
ポップアップ殺し  
ストロボ・ストロンボリ
小鳥が読む文章  
想像  
水中を去れ、空中が受けとめる  
夜の二十四時間
飴玉がとけるという通信  
ビター・キャンディ・オークション  
愛唱性

Ⅱ 足の踏み場、象の墓場
きみが照らされる野草  
貝殻と空き家  
窓を叱れ 
大きなテレビの中の湖  
美談
完璧な野宿  
よろめきとして
光る旅  
ある県立  
煙る脚  
皮膚  
森へ映ろう  
午前2時に似ている  
神社+神社  
いらない炎を顔につけて

【栞】
瀬戸夏子「それなのにまばたきの」
平岡直子「わたしはみることをやめてみられた」

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発売日:2023/06/16
出版社:書肆侃侃房

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