マレー素描集
エッセイ 2090円販売終了
作品説明
シンガポールがイギリス領の一部だった19世紀末に総督フランク・スウェッテナムが執筆した『Malay Sketches』。それから100年以上を経た現在、アルフィアン・サアットによって新たに同名の作品が書かれた。イギリス人統治者が支配下にあるマレー人の文化や気質を支配言語である英語を用いて読者に紹介するという『Malay Sketches』の構図を大胆に再利用するかたちで本書は誕生する。
【目次】
改宗
ふれあわない手
三人姉妹
パヤ・レバー 午前五時
村のラジオ
日没後の礼拝のあと
泊まり
ゲイラン・セライ 午前六時
ハントゥ・テテクのお話
冷ややかな慰め
犠牲
タンピネス 午前七時
わかりやすいのにして
朝の迎え
浅いフォーカス
テロック・ブランガー 午前八時
ポイ捨ての女の子
ハントゥ・クムクムのお話
証拠
タンジョン・パガー 正午
穴
清め
送り出し
パシ・パンジャン 午後三時
吠え声
ポンティアナクのお話
床屋
ブキ・バトック 午後五時
誕生日プレゼント
外国語
同窓会
ベドック 午後七時
トヨールのお話
やり直し
引き出し
パヤ・レバー 午後八時
重力
夜のシンガポール
お客
カンポン・グラム 午後十時
借り物の男の子
プレイバック
兄と弟
カラン 深夜十二時
星の丘
バスの後ろにいる男の子
子ども
カキ・ブキ 午前三時
解説
発売日:2023/03/17
出版社:書肆侃侃房
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