くたかけ
文学 1980円販売終了
作品説明
海辺の町に暮らす三世代の女たち。
一家にからみつく奇妙な男。
男の持ち込んだ三羽の鶏。
彼は宗教者か犯罪者か。
家族のねじが狂い始めて。
―ゆるやかに解体される家族の物語。
おとうさん、おかあさんのいないせかい
じゆうで、ひろびろとして、あたまのうえに真っ青な空がある
好きなところへ、いつでもいける
かえってこなくていい
死んでしまってもいい
もうだれも、ほんきでわたしを待っていない
季刊文科連載作、待望の単行本化!
【目次】
1 麦と佐知
2 蟹が泡を吹く
3 赤ネズミ
4 帯の声
5 運動会
6 芋 虫
7 ダルマさんが転んだ
8 嵐と留年
9 朝のバロック
10 柴山さんの絵
11 なんで生まれてきたの
12 鶏小屋
13 なをという名前があります
14 存在の底の砂
終章 くたかけ
発売日:2023/02/07
出版社:鳥影社
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