なぜ基地と貧困は沖縄に集中するのか? 本土優先、沖縄劣後の構造
政治 2499円販売終了
作品説明
「本土復帰」から50年を経てもなお、いまだに基地と貧困が集中している沖縄。
安全保障のためには基地の集中は仕方ないという、一方的な主張に加え、近年、沖縄の貧困問題は、沖縄の人びとの文化や性質に原因があるとする自己責任論が増えてきた。
本書では、このような主張に対して真正面から対峙する。
沖縄の基地問題と貧困問題に共通する原因として、「本土優先―沖縄劣後」という差別構造によりつくられた「自由の不平等」に焦点をあて、基地と貧困の公正で民主的な一体的解決をめざす提案の書。
【目次】
第1章/貧困問題と基地問題を貫く差別の問題
第2章/沖縄の基地問題の歴史と課題
第3章/沖縄の貧困問題の歴史と課題
第4章/平等と平和
第5章/沖縄論の変遷
補論1/現代的レイシズム論からみた沖縄
第6章/新しい提案
補論2/日本国憲法には「平等権」が保障されていない?
第7章/シティズンシップを求めるアイデンティティ・ポリティクス
第8章/沖縄の貧困問題と基地問題の一体的解決を目指して
発売日:2022/12/16
出版社:堀之内出版