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作品説明
子どもの心身両面に対応する保健室の先生は、日本独自の存在です(海外では役割が分かれるのが一般的)。高い専門性の他に担任教師が行う教育相談に同席することも多く、先生を悩ませる「あの子」や保護者に対して経験を豊富に積んでいます。教師の経験不足や自己流の対応で困り感を増大させてしまう前に、多数の事例から解決のヒントを得て、一番困っている子ども本人の支援に向かうための一冊。
養護教諭はもとより広く担任、管理職の参考になる好著です。
【目次】
Ⅰ 特別な配慮を要する子ども
1 怒り
解説・怒りはストレスに対する生物的な反応
2 不適切な行動
解説・「行動」の意味を分析して対応する
3 コミュニケーションの課題
解説・不得意を知り、柔軟に対応する
4 問題行動
解説・行動の背景にあるつらさを理解しよう
Ⅰ全体解説・発達の違いを頭に入れて認め育てる
Ⅱ 子どもの心の揺れと身体
1 ストレスと行動
解説・その行動に至るつらさを理解する
2 自己肯定の困難
解説・思春期時期の不安定さに対応する
3 つらさの回避
解説・自尊感情を高め、不適切な行為を遠ざける
4 愛着の課題
解説・愛着の課題を抱えた子どもたち
5 不登校
解説 どの子も取り残さない教育を
Ⅱ全体解説・自己否定する子どもたち
Ⅲ 保護者への対応
対応が難しい保護者
Ⅳ 教師の姿勢