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作品説明
保育実践を「学び」というアプローチから保育者が緻密に記録した一年間の実践を,ほぼそのままに掲載し「遊び」から深まる実践の具体から教授的な教育の対極にある質の高い保育を探求しようというものである。ここには,自ら学び,仲間と共に実践を作り出す力強い子どもたちの姿を見ることができる。こうした姿を読みときながら「見えない教育」の部分に光を当て,保育者の記録をもとに,編者による学識的なコメントを随所に配置。実務者と研究者による立体的な構成が特徴である。
【目次】
Ⅰ はじめに
Ⅱ 保育内容を創ることの意味
Ⅲ 保育の環境と内容の創り手としての子ども
●事 例 用水路にホタルを戻したい!―5歳児のSDGsへの挑戦
1.アメリカザリガニとの出会い
ザリガニの命もひとつの命?
子どもも保育者も保護者も当事者として
「教えること」を超える教育
2.ホタルブクロとの出会い
ホタルを絶対見たいから
アメリカザリガニを食べるのは僕たちだけじゃない⁉
食べて駆除するぞ!
3.用水路はどこにつながってるの?
川の始まりはとってもキレイ
ちび泉ヶ岳を作ろう
体験がつながり遊びが生まれる―制作に表現されるドキュメンテーション
4.ホタルの幼虫との出会い
5.ゴミを拾うことをあきらめない
ゴミ拾いが保育内容⁉
歌で伝えたい「みんなの地球」
命の繋がりを感じる—卒園式の前日—
6.ホタルがやってきた!―あきらめなかった子どもたちの思い―
Ⅳ 5歳児が問うSDGs
Ⅴ おわりに