新作情報
2019.04.22
4月20日新刊『カフカがサラリーマンだったって知ってましたか?』
4月20日、新着作品『カフカがサラリーマンだったって知ってましたか?』が発売開始となりました。『変身』で有名な文学者カフカをもとにサラリーマンについて考える一冊です。
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佐藤守徳『カフカがサラリーマンだったって知ってましたか?』
フランツ・カフカはオーストリア=ハンガリー帝国領プラハに生まれ、29歳で『変身』を書きました。国語の教科書や、NHKの「100分 de 名著」などでご存知の方も多いかと思います。毎日、厳しいノルマに苦しむサラリーマンの青年がある朝起きたら人間ほどの大きさのある虫に変身していた、という怪奇小説です。
この『変身』が、サラリーマンの苦しみ、本質に迫った会社員小説だと、著者は言います。外回りの営業のコツ、会社内での人間関係。著者自身もサラリーマンとしてカフカの作品に共感を覚え、「カフカをサラリーマンという見方から語った人が少ない」と言っています。
この作品は単にカフカの研究書というだけではなく、現代日本に生きるサラリーマンにとって他人事ではない、仕事や人生の問題に深く踏み込んでいます。カフカなど読んだことがない、という人にも、ぜひともお勧めの一冊。重いカバンを手に満員電車に揺られる私たち一人一人がどう生きるか、その指標がここにあります。
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