誰もが知ってる英雄の誰も知らない本当の顔
明治7年。陸軍省で撮られたという、一枚の集合写真。写っていたのは勝海舟、山縣有朋といった明治の元勲たちが一人のドイツ人を囲んでいる場面。その中には、その時その場にいるはずのない西郷隆盛が、一般に知られている容貌とは違った顔で写っていた。
この人物は本当に西郷隆盛なのか? 写真の裏に記された日付、当時の写真技術、撮影された背景、そしてドイツから来た軍事教官。地道な調査・検証から得た手がかりを元に、真実を導き出す歴史ミステリー。
第一章が読める!立ち読みはこちら
『こげなお人ではなか!』の発売に先立ち、第一章ミストが読める特別立ち読み版を用意いたしました。
以下のリンクからどうぞ!
すごい経歴の著者・茶屋二郎(ちゃや・じろう)
1945(昭和20)年、金沢市生まれ。慶応大学卒業後、小学館入社。その後バンダイに転じ、35歳で社長に就く。日本玩具協会会長、デジタルメディア協会理事長などを歴任。現在日本おもちゃ図書館財団代表理事。平成29年旭日中綬章を受章。著書に「若き血に燃ゆる」(リベラルタイム出版社)、「1868年 終わりの始まり」(講談社)、「遠く永い夢」(日新報道)、「アメージング・グレース」(ボイジャー社)など。