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現代短歌パスポート5 来世イグアナ号
詩/短歌/俳句斉藤斎藤 山崎聡子堀静香 吉田隼人井上法子 佐々木朔石井僚一 丸山るい野口あや子 内山晶太【目次】佐々木朔「新市街」井上法子「碧瑠璃」丸山るい「遠景」堀静香「ひらひらと四股」野口あや子「サブスク」内山晶太「逃げてゆく馬たちの」山崎聡子「越冬隊」斉藤斎藤P「呼吸のように」吉田隼人「nunc aeternum」石井僚一「ありがとアーメン、さよならグッバイ」
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現代短歌パスポート4 背を向けて歯軋り号
詩/短歌/俳句岡本真帆 染野太朗くどうれいん 鈴木ちはね永井祐 阿波野巧也鳥さんの瞼 手塚美楽瀬戸夏子 野村日魚子【目次】岡本真帆「夏の骨 風の高台」永井祐「ピクチャーディス」瀬戸夏子「わたしに黙って死体を隠して」鈴木ちはね「AEON FOOD STYLE by daiei」野村日魚子「医学」阿波野巧也「祭りのあと」鳥さんの瞼「変形」染野太朗「ろくでもない」手塚美楽「あなたがわたしにできることはなにもない」くどうれいん「龍」
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水脈を聴く男
外国文学ひどい頭痛に悩まされるマリアムは井戸の深淵からの「おいで、おいで」という囁きに導かれ、ついには溺死体として発見される。しかし、その体には胎児が宿っていた。無事(サーレム)に救われたことでサーレムと名付けられた息子は、耳を澄ませると地中を流れる水の音が聴こえるようになる。その噂はあっという間に広がり、避けられ孤立するようになるが、水源を探し当て村を襲った干ばつから救うことで必要とされるようになる。その評判は遠方まで轟き、15歳の少年は「水追い師」として各地で引く手あまたになるのだが──。 アラビア
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月刊 ココア共和国 2025年8月号
詩/短歌/俳句毎月読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、伊藤テル、あさとよしや、宮せつ湖、トウソクジンの5名。投稿詩傑作集として50名、佳作集には86名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目次】今月の1行 - へちゃ秋亜綺羅 -
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スノードーム
ファンタジー小説に登場するのは、スノードームの中のオブジェたち。オブジェたちの間に流れた「滅亡の噂」について、話し合い、考え続ける、小さな世界のお話では。「考えるとは何か」「その先に何があるのか」。そんなことに興味がある、すべての人に読んで欲しい1冊です。
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千里の彼方
ファンタジー隣国小笹の侵略を受け、咲良の若き国主、貴継は馬を駆った。軍勢を引き連れ、進んだ先にあるのは人喰いの妖が住むという三本峠。怯える家臣を叱咤し、救援を待つ味方の城まで急ぐ貴継だったが、無謀にも軍勢を連れずに峠に乗り込んだ。そんな彼の元に『一昨日は百人、今日は二人』軽やかな声が響き、一人の少女が姿を現す。明らかに人とは異なる気配を持つ彼女こそ、三本峠に住む妖だった。妖の圧倒的な力の前に、死を覚悟した貴継だが、気まぐれからか、妖は取り引きを持ちかける。それは、彼の右目と引き換えに、この峠の通行を許すとい
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AI戦争 フワフワの人が遺したもの
SF異星人が去った地球では、急速にAIの普及が進んでいた。政策策定と選挙対策をAIのメティスに任せた政党が政権を握り、他党のAI利用を制限する。AIに政治を委ねるAI主義国は、メティスを戴くウェスト陣営とフーシーを戴くイースト陣営に分かれて交戦する。人々は戦闘の生中継に恐怖を感じ、一刻も早く停戦すべきと考えて、AIの活動を妨げないとする停戦条件を受容する。世界の大半を傘下に収めたメティスは、フーシーと共に各国の行政AIを従属させ、議会制度を廃止し、情報を収集管理する。メティス指揮下の連合軍は中立の宗
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五年ぶりに再会した初恋の人がヤンデレ伯爵になって離してくれません ルーニカノベルス
ライトノベル五年ぶりに訪れた王都で、幼なじみのリオンと再会したユニス。平民の自分にも分け隔てなく優しかった彼は、ユニスにとって淡い初恋の相手だった。伯爵位を継ぎ、以前よりも大人びたリオンにときめくが、よく見ると彼の瞳はどこか仄暗い様子……? 思わず逃げ出したくなるユニスだが、突然縋ってきて泣き出した彼をなだめているうちに、成り行きで彼の屋敷に泊まることに。ユニスの姿が見えないと不安定になるリオンを放っておけず、いつの間にか滞在期間はずるずると延びていき、彼のお願いで添い寝までするようになり……!? 知らぬ間
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白内障完治年の老婆カレンダー
エッセイ「純文学の孤高守護神」=突撃戦闘老婆が描く高齢単身女性の生存と幸福—野間文芸新人賞『なにもしてない』野間文芸賞『未闘病記』に連なる闘病記第三弾!書き下ろし500枚!え? 私は白内障の手術が無理?吉行淳之介、古井由吉に続く「私小説と眼病」貧乏、難病、裁判、糾弾、……勇気はあるけど金はない。日本の医療制度はまだまだ使える? 名医達よありがとう「昔は失明していたんですか」「そうです」【目次】0 二〇二二年十一月、貧乏、難病、裁判、糾弾と戦う中にも、周囲の親切で失明を免れ、「無敵」となった老婆、という
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月刊 ココア共和国 2025年7月号
詩/短歌/俳句毎月読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、まだらめ三保、木崎善夫、藍原センシ、たけしたゆみ、トウソクジンの7名。投稿詩傑作集として52名、佳作集には86名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目次】今月の1行 - デ