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電子本をバカにするなかれ
エッセイ電子書籍元年、紙の本はいずれ亡びる――そんなバカな! せわしないビジネス談義の前に、電子化への動きを五千年におよぶ長い書物史・文明史の流れのなかで とらえなおしてみよう。二つの本のかたちが共存する新しい時代が見えてくるはずだ。 電子本黎明期より本と出版の未来を考察してきた第一人者による明快な読書論。 書き下ろし<書物史の第三の革命>と、萩野正昭氏との対談も収録。
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ひらめきのマジック
自己啓発〈これだ!〉という発想が、どうしてすぐにわいてこないのだろう? この『ひらめきのマジック』で「自分の頭をやわらかく」して柔軟な発想力を手に入れましょう。 豊富な事例を楽しく読んでいるうちに、自然に「やわらか頭」になっていきます!
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ニコニコ通信
エッセイ古道具屋の日常を十数年にわたり書き綴った不定期刊行物『ニコニコ通信』の完全復刻版。著者による手書原稿を通信そのままの形で掲載。本書のもとである『ニコニコ通信』の発行部数は現在約20部。著者によって恣意的に選ばれた読者へ直接送り届けられる。中には作家や芸術家など著名人も多い。通信の内容は、古道具屋の日常、客の生きざま、回想録、夢の話、漫画・音楽の紹介など。これらが著者の切り口で鋭く繊細に描きとめられている。古道具を巡る人と物との関係を綴ったその内容はユーモラスで著者独自の世界が垣間見れる。
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ヒロシマ・ナガサキのまえにーオッペンハイマーと原子爆弾ー
ノンフィクション原爆開発、投下、冷戦へとたどる歴史の歩みを明らかにする。文学を愛し、優雅な物腰で人々を魅了した若きアメリカの物理学者オッペンハイマー。戦争という時代を背景に「原爆の父」となり、その後、水爆開発に反対していった彼は赤狩りの犠牲者となり葬り去られていった。時代に翻弄される人間の姿、横たわる戦争の深い影響。巨大な科学の成果として投下された爆弾によって失われた多くの生命。 ジョン・エルスが監督し、米国PBSで放送されたドキュメンタリー映画『The Day After Trinity: J. Rober
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戦後マスコミ回遊記
ドキュメンタリーA級戦犯として公職を追放されながらも、日本テレビ初代社長・原子力委員会初代委員長を務めた正力松太郎。 その懐刀といわれたのが、テレビ・原発・ゴルフブームの仕掛人、ジャーナリスト 柴田秀利である。 戦後日本の復興に情熱を燃やし、新聞・ラジオ・テレビの世界で活躍した柴田は、吉田茂、北大路魯山人、外務官僚 白洲次郎をはじめとする、政・官・財界の大物たちと交流し、時代の変化を誰よりも早く、そして敏感に感じ取ってきた。 『戦後マスコミ回遊記』は、そんな柴田が私たちに残した記録であり、改めて現代日本を
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電子書籍少女 VOYAGER edition
青年マンガ同人サークル「辺境屋」が現在まで発表している同人誌シリーズ『電子書籍少女』を再録し、加筆した作品です。 『電子書籍少女』とは、電子書籍端末を美少女キャラクターに擬人化し、そのキャラクターを通じて電子書籍の楽しみ方や最新動向をコミックやコラム、ライトノベルなど様々な形にして伝える企画です。 同人誌界では“創作マンガ”と呼ばれるオリジナルストーリーのジャンルに属し、電子書籍をテーマにした同人誌は「電子書籍少女」のみ。その斬新な視点に、出版デジタル機構 取締役会長である植村八潮氏から「電子書籍元
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【全文無料閲覧版】アメリカン・エディターズ 第11章「BookTalk対談」
ノンフィクション★編集者・出版社必読★ アメリカ出版界の実情ー本の未来は激動 ~出版界を動かす名編集者たちが赤裸々に語る、アメリカ出版界の実情の全て~ 本書は1996年から2006年にかけて発行された「ABJ-アメリカン・ブックジャム-」に掲載された名編集者らへの10編のインタビューに、現在の電子書籍事情を伝える新たな「対談」と「出版社インタビュー」の2編を加えて再構成した、ABJ-eMookシリーズ第1弾の『アメリカン・エディターズーアメリカの編集者たちが語る出版界の話』から、最新対談の第11章を
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影狩り(1)
青年マンガ徳川封建社会、中期……幕府の経済が貧窮の一途をたどりつつある時代、幕府はお庭番を送り込み、大名たちの領地を取り上げようと画策した。そのお庭番、いわゆる“影”を狩る三人“影狩り”の物語である。