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青鷺と遊ぶ 中田髙友随筆集
エッセイ「書くという作業が、自己の存在として疑うことのできないもの、今という時間との交差点に確実に存在しているというその有り方が自己を満足させてくれます。そしてそれだけが私を普遍の世界に遊ばせてくれるのです。」(「あとがき」より)そうした思いで「書くこと」に向き合い、旅のこと、趣味の焼き物や本のことなど、日々の暮らしの中の魅力や発見を綴った34編の随筆を収める。【目次】地図/ひぐらし/消えない歌声/つぶやき/サンタクロース/摂氏四一度/小石/真夜中の絶叫/猛暑の中で/気車の中/芋けんぴ/奇妙な話/金華鳥
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家族と厄災
エッセイパンデミックは、見えなかった、見ないようにしていた問題を明るみにした。家族で最も弱い立場に置かれた女性たちは、どのように生きのびようとしたのか。家族問題に長年たずさわる臨床心理士が、その手さぐりと再生の軌跡を見つめた。社会の変化を視野に入れ、危機の時代の家族のありようを鮮烈に描写したエッセイ。【目次】まえがき第1章 KSという暗号第2章 飛んで行ってしまった心第3章 うしろ向きであることの意味第4章 マスクを拒否する母第5章 親を許せという大合唱第6章 母への罪悪感はなぜ生まれるのか第7章 「君
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江戸大名庭園は挑む 「名園」の復活そして都市庭園の未来
経済/社会小説大泉水を巡り、景色の移ろいを愛で、歌を詠み、時に鷹狩、茶を楽しむ。さまざまな工夫を凝らした広大な庭園はかつて江戸の街のあちこちにあったという。現在は、都立公園として小石川後楽園、浜離宮恩賜(おんし)庭園、旧芝離宮恩賜庭園、六義園の四園が遺る。元都職員かつ造園学研究に勤しむ著者が都市における「みどりの空間」の大切さ、戦後荒廃が進んだ大名庭園復活への道のり、復元の苦労、未来に向けた取り組みを描く。【目次】第I章 大名庭園の誕生(ⅰ)小石川後楽園(ⅱ)浜離宮恩賜庭園(ⅲ)旧芝離宮恩賜庭園(ⅳ)六義園第
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ふしぎ駄菓子屋 銭天堂20
文学AIチャットアプリを使った六条教授の計画は、人々のあいだに浸透し、社会現象となった。その影響を受けて、銭天堂にお客がこなくなってしまう。【目次】・プロローグ・どっちウォッチ・優秀シュークリーム・リメンバーチョコバー・ある日の情報番組・もとどおりんごあめ・チャレンジオレンジジュース・満足缶・エピローグ
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オフショア第三号
エッセイ「後ろを振り返りながら前を向く」――。日本における、日本以外のアジア地域の音楽・アート・カルチャーの受容は、グローバルな情報社会のおかげで何の垣根もなく進んでいます。過去の日本が行った植民地政策や侵略者としての歴史を忘却してしまったとしても、交流していけるのかもしれません。しかしオフショアは、カジュアルな交流のその一歩向こう側に踏み出して、日本とアジアの関係の適切な積み重ね方を探ります。【目次】■武田力インタビュー「分断を越えるための演出術――俳優と民俗芸能の経験から」聞き手・構成:山本佳奈子■
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科学はひとつ 宇宙物理学者による知的挑戦の記録
エッセイ2011年3月11日、東日本大震災という未曾有の危機に人々が直面したとき、細分化されすぎた科学の専門家集団は、目の前の事態に対して無力であった。その惨状を前に、宇宙物理学を専門とする筆者は「科学者が勇気をもって、社会問題に対して発言する」ことの必要性を痛感し、自身の手記の公開を始める。「本来、科学はひとつである」との思いを支えに、原発事故後の対処策から、津波発生原理の再検討、気候変動、銀河とブラックホール、生命の起源、科学論まで、現代の碩学が12年にわたって語り続けた知的挑戦の記録。【目次】はじ
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つぶやく現代の短歌史 1985-2021 「口語化」する短歌の言葉と心を読みとく
詩/短歌/俳句だいたい1980年代以降について、さまざまな時評や座談会等はあるにせよ、短歌史は書かれることがなかった。その理由は、菱川善夫、篠弘の仕事が一段落したこと、また社会や歴史などの「大きな物語」へ人々の関心が向かなくなったこと、によるだろう。しかし1980年代半ばに俵万智が登場し、後述する「口語化」が進行していった歴史は短歌史の中でそれなりに重要であった。そして何よりも歌を詠み、読むにあたってはやはりその歴史を問い続けなければいけない……。(「序章」より)【目次】序章 現代短歌史研究のために一章 19
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Departure from a War-Ruined City
文学Content description, short : A story of comeback and departure of a woman who faced the living hell of wartime.【目次】Hell on Earth/ Tree Rustling in the Wind / Spring Snow/Where, with Whom, and How to ?/ Abyss of Death/House at the Military Drill Fiel
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AS TIME GOES BY <矢代俊一シリーズ21>
ボーイズラブ勝又英二と暮らしながらも金井恭平への思慕を捨てきれずにいる矢代俊一だが、俊一の父は金井を快く思っていないばかりか、森田透からも金井との関係は無理があることを指摘されて俊一の苦悩は深まっていく。しかも俊一自身もまた、金井恭平への思いが次第に変わってきてることに気づかざるを得なくなっているのだった。アメリカツアーを目前にして俊一をめぐる錯綜した人間関係は否応なしに変化する兆しを見せていくが……。矢代俊一シリーズ第21巻。
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月刊 ココア共和国 2023年9月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、渡辺めぐみ、瀬崎祐、望田しんじ、真土もく、藤野栞、滝本政博、能美政通、伊藤テルの10名。投稿詩傑作集として45名、佳作集には96名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目