超多忙な大学教師のためのベスト講義術 二十六年間、講義日記を書いてきた
教育一般 1540円販売終了
作品説明
大学の教師は多忙だ。超多忙といっても過言ではない。企業のように定められた始業時刻や終業時刻はないが、出勤するとさまざまな仕事が押し寄せてくる。エンドレスに時間をかけなければならない研究や論文指導。大学を運営していくためのいろいろな会議。学生からの相談への丁寧な対応も欠かせない。そうした仕事をしっかりこなしながら、教室では学生が満足できる良い授業を行わなければならない。
講義科目は教師が学生に知識や理論を説く大学の授業の中心的存在だ。講義の質を高めるものはコンテンツである。講義計画を詳細にまとめたシラバスも重要だ。しかし、教室で学生が集中できず、せっかくの講義の内容が学生に伝わらないのは実にもったいない。
私は26年間、「講義日記」と称して自分のすべての講義を記録し続けた。講義が終わって記憶が鮮明なうちに少しだけ時間をかけて日記を書くのである。そこで本書では、この講義の記録をベースに、学生が講義に集中して取り組むことをめざし、学生が満足できる講義の方法や技術を体系的にまとめた。(本書「はじめに」より)
【目次】
序章 大学講義のための教室設備チェックリスト
第1章 パワーポイントの映像はきれいだが‥‥ 板書とスクリーン
第2章 勉強しやすい教材の形式は 教科書とプリント
第3章 静かで落ち着いた教室にしたい 出席と座席
第4章 学生が頭を使い手を動かすこと 試験とレポート
第5章 次々と質問が出る講義もやってみたい 質問と答え
第6章 講義の記録を残す 講義日記と収録映像
第7章 学生が質の高い講義を受けること 学生と教師
