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舎利弗の物語 阿弥陀経の黙った主役

大窪康充 宗教/仏教 1100円

販売終了

作品説明

 『阿弥陀経』の舞台は祇園精舎。
 お釈迦さまは弟子の長老である舎利弗の名をなんども呼びながら、語りかけます。舎利弗にどうしても伝えたいことがあるのです。お釈迦さま究極の教え、念仏往生です。多くの大乗経典で成仏できないとされる舎利弗に、『阿弥陀経』でお釈迦さまは、成仏できる念仏往生を勧めます。ところが舎利弗は一言の返事もできず、黙ったまま。智慧第一のすぐれた弟子であるのに。舎利弗は成仏できるのか。私たちはこれをどう受け止めればいいのか。これが『阿弥陀経』です。
 著者の大窪住職は舎利弗の物語をじっくりひもとき、その語らぬ声に耳を傾け、現代を生きる私たちに突きつける意味をさぐっていきます。
 本書の、前半・本文は入門編として分かりやすく、後半・註釈ではくわしい研究を交えて解説します。 (四六版、全80ページ)

【目次】
はじめに
Ⅰ 『阿弥陀経』の概要
Ⅱ 声聞であり智慧第一と称される舎利弗
 1 声聞は仏に成るか
 2 『維摩経』、『法華経』における舎利弗
 3 智慧第一の舎利弗とは
Ⅲ 思い込みというこころの闇が破られる舎利弗
 1 『大経』『観経』そして『阿弥陀経』の関連性
 2 「舎利弗、汝が意において云何」
 3 舎利弗に問われる「倶会一処」の極楽国土
 4 舎利弗よ、あなたは臨終来迎を信じますか
 5 なぜ舎利弗は言葉を失い黙っていたのか
Ⅳ はじめて問いに立つ舎利弗のすがた ─「舎利弗 汝が意において云何」─
 1 問いに立ち中道を歩む舎利弗
 2 はじめて聞こえてきた六方諸仏の声
 3 舎利弗一人に説かれた釈尊の出世本懐
Ⅴ 舎利弗のすがたが〝こだま〟となって呼びかけるもの
おわりに
【註 釈】

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発売日:2025/06/30
出版社:京都月出版

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