カッコの多い手紙
外国文学 2090円販売終了
作品説明
ミュージシャンで、フェミニズムの同志。先行き不明のコロナ禍に交わされたイ・ランとスリークふたりの往復書簡。
猫と暮らすこと、妊娠する身体、憂鬱な心の話を分かち合い、ヴィーガニズムや反トランスジェンダー差別を語り合う。私的なことと社会的なこと、共感と対話のあいだを行き来しながら紡がれる優しくゆたかな言葉たちは、あたらしい距離を測りつづけている。
【目次】
こんなご時勢にお元気ですかと聞くのは失礼でしょうか?
もうひとり、名前が2文字のスリークへ
猫と話すことができたなら
ジュンイチが不快に思うのが“わたし”だったらどうしよう
ジュンイチとランイへ
“ヤバい、妊娠した?”って思うのは私ひとりじゃないみたいですね
もしも私が妊娠したらどうするかパートナーに聞いてみました
ランイみたいな物乞いの子がいるかと思って
廃墟が“夢の家”になるまで
アーティスト“イ・ラン”が何かを作る過程
いい音楽って何なのか何を考えるの、ただ作るだけ♫
ある種の痛みは決して忘れられません
ゆっくりと確実にくずおれつつあります
タトゥーを入れて温泉に行きたいです
タトゥーだらけの両腕で温泉に入る方法♨
健康ではないジュンイチと私がともに生きていく姿を見守ってください
私は今日も勉強しに行きます
この文章、次の文章を書けるだろうか
オープンにして生きる、隠して生きる
スリークとどんなふうに付き合えばいいのかまだ悩んでいます
胃薬そのもの
リョンファへ
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