市場の失敗 電力自由化が原子力を葬り去る
電気電子工学 2499円販売終了
作品説明
電力経済の第一人者、エドワード・キー氏の著した集大成『Market Failure』の日本語版。原子力をめぐる世界の電力市場動向について、基本用語や歴史的経緯、市場における電力価格決定や投資決定のメカニズムなどを丁寧に解説する。
けして本書は「か弱き原子力」の弁護をするものではない。原子力は公共財であるとの観点から、電力に市場原理を適用したことによって引き起こされた失策を具体例を挙げて検証し、解決策を提言するものである。
【目次】
はじめに
第一章 なぜ原子力は重要なのか
原子力の特徴
考 察
第二章 原子力発電
基本用語
原子力発電プロジェクトの諸フェーズ
原子力発電コスト
原子力発電所の運転
業界組織とビジネスモデル
原子力発電プロジェクトの課題
考 察
第三章 電 力
電気事業の形態
卸電力
発電所建設の投資決定
気候変動
これらが意味すること
第四章 市場の失敗
経済学上の概念
電力部門
原子力発電
第五章 世界の原子力発電の状況
世界の原子力発電
米 国
英 国
カナダ
フランス
中 国
考 察
第六章 何を為すべきか
政府のより大きな役割
電気事業の伝統的形態への回帰
負の外部性をコントロールする
原子力の正の外部性への補填付与
電力市場設計の改善
考 察
第七章 行動の喚起
著者について
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