非戦と仏教 「批判原理としての浄土」からの問い
宗教/仏教 2200円販売終了
作品説明
「殺してはならぬ、殺させてはならぬ」(『ダンマパダ』)を教義の一つとする仏教は、非戦・非暴力の宗教のように見えながら、実際には過去に戦争を賛美し殺し合いを強いてきた。戦争・紛争の止まない現代にあって、仏教は暴力を防ぐことはできないのか。非戦・非暴力の視点から、釈迦、親鸞の思想を捉え直すとともに、今村仁司『清沢満之の思想』を題材に、清沢の思想と今村の暴力論を批判的に検証する。
【目次】
第1章 近代ヒューマニズムと暴力
第2章 仏教は「苦しみ」からの解放をもたらすか──「解放仏教」試論
第3章 近代の日本と仏教思想──真宗大谷派の「近代教学」再検討
第4章 仏教は暴力を防げるのか──今村仁司『清沢満之の思想』を読む
発売日:2023/02/17
出版社:有限会社白澤社
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