書影

秘蔵写真200枚でたどるアジア・太平洋戦争 東方社が写した日本と大東亜共栄圏

井上祐子 日本近代史 2200円

販売終了

作品説明

東方社は陸軍参謀本部の傘下で、対外向けグラフ雑誌『FRONT』など写真宣伝物を制作していた団体である。
東方社のカメラマンが、戦時期に国内および海外で撮影した写真を中心に、アジア・太平洋戦争と戦時期の内外の社会を振り返る。
陽の目を見ることなく眠っていた写真2万点のなかから200点を精選し、詳細な解説とともに紹介。
陸軍参謀本部傘下の写真工房〈東方社〉の実像に迫るとともに、当時の日本・中国・東南アジア各国の変動していく社会をとらえる。
カメラマンたちの視線をとおして見つめる戦争と社会。

【目次】
第1部 国内編
 第1章 陸戦部隊と航空
 第2章 近代都市東京の街と人々
 第3章 戦時体制と大東亜共栄圏の前面化
 第4章 破綻へ向かう日本

第2部 東南アジア編
 第1章 1942年光墨弘マラヤ・シンガポール取材
 第2章 1943年菊池俊吉・関口満紀フィリピン取材
 第3章 1944年大木実・林重男東南アジア取材

第3部 中国編
 第1章 1943年林重男華北地方取材
 第2章 1944年関口満紀北京取材
 第3章 1944‐45年別所弥八郎大陸打通作戦従軍取材

コラム
①東方社写真部のカメラマンたち
②濱谷浩の撮影ノートと東方社関係文書
③今泉武治の日記
④震天隊隊長青木哲郎のアルバム
⑤東方社写真の加工について
⑥文化社が撮影した戦後の写真

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発売日:2020/08/31
出版社:ボイジャー・プレス
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