一読すれば悪人になれなくなる
やつるぎ村 ──忘れたくない忘れられない物語
小学生時代の体験をもとにマンガ家歴40年の山田ゴロが小説に初挑戦
昭和30年代初め頃、小学生ゴロは両親や姉とともにやつるぎ村に暮らしていた。並外れてわんぱくなゴロは、いたずら好きな友だちやいとこ、人助けをいとわない愛情たっぷりの両親、そして周囲の村人たちがおこす事件に次々と巻き込まれていく。貧しい人も金持ちの人もみんなやさしかった。大人も子どももみんな役割を持って生きていた。家族そろってご飯を食べて、テレビもマンガも一緒に見ていた。60年前の日本の姿がよみがえる。ペーソスあふれる短編小説22編(テキスト11万字 挿絵67点)。
岐阜新聞で連載開始漫画家・山田ゴロ先生の半生記!
2022年10月2日より岐阜新聞日曜版で、漫画家山田ゴロ先生の半生を記した連載が始まりました。毎月第1日曜日、全6回の予定です。
岩佐陽一先生が山田ゴロ先生へインタビューし、中城けんたろう先生のアシスタントを経て、石ノ森章太郎先生の石森プロへ、そののちの活躍秘話を掘り起こします。岐阜新聞WEBで記事全文をお読みいただけます。どうぞ、ご期待ください。
解説 岩佐陽一漫画家・山田ゴロの原点ここにあり
山田ゴロは石ノ森章太郎原作の『仮面ライダー』のコミカライズなどで多くのファンを持つ。仮面ライダーの世界を知りつくしている岩佐陽一は、『やつるぎ村――忘れたくない忘れられない物語』に書かれた数々のエピソードには“山田ゴロ漫画”の正体があり、仮面ライダー4号、仮面ライダーアマゾンなど、ゴロ先生の仮面ライダーたちの“純粋な想い”の源がわかるという。その源とは?