書影

工場閉鎖——ダモイの歌声が聞こえてくる

畑村達 文学 440円

販売終了

作品説明

大学中退の青年・河本俊夫は、戦後3年目の超就職難の社会で、レッドパージの嵐が吹く逆境の最中、共産思想かぶれの疑いを避けるため高学歴を隠し、危険この上ない化学工場で平工員として働いた。爆発事故で危機一髪の命拾いをし猛毒の塩素ガス漏れにも遭遇した。小規模な同族会社で、社長の無計画な経営破綻によって工場閉鎖に追いこまれた時、彼は工員達から整理委員に推され、未払い賃金補償のため本社で社長と対決することになる……

【目次】
粗雑な装置
大火傷の記憶
裂けたロープ
砂利穴のそばで
甕を割る?
ブローカー社長
ボロ家で亜美と
アミドと風間
秘かな盗み
わが青春に悔いなし
バレた盗み
金貸し大工
ボヤ騒ぎ
蒸留塔の組立て
危機一髪・命拾い
級友と再会
猛毒ガス漏れ
工場閉鎖
社長印を求めて
ダモイの歌声が聞こえてくる

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発売日:2019/03/20
出版社:ボイジャー・プレス

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