書影

珈琲が呼ぶ

片岡義男 エッセイ 648円

作品説明

「珈琲が呼ぶ」というタイトルが正に相応しい。珈琲に呼ばれて、そこから思考を縦横に伸ばしていくエッセイというより、これは片岡義男が若い頃に量産していた、いわゆる「コラム」だ。例えば、豆がどうした、焙煎が、淹れ方がといった話は出てこない。どこのコーヒーが美味しいという話も当然ない。しかし、喫茶店の椅子の話や神保町で原稿を書いていた時代のこと、コーヒーの歌の話、私立探偵はコーヒーを飲むか、「コーヒーでいいや」問題。コーヒーが中心に、しかしコーヒーそのものが書かれる事はない名人芸のようなコラム集。

【目次】
一杯のコーヒーが百円になるまで
「コーヒーでいいや」と言う人がいる
Titanium Double Wall 220mg
喫茶店のコーヒーについて語るとき、大事なのは椅子だ
四つの署名、一九六七年十二月
去年の夏にもお見かけしたわね
ミロンガとラドリオを、ほんの数歩ではしごする
なにか冷たいものでも、という言いかた
白いコケインから黒いカフェインの日々へ
いいアイディアだと思ったんだけどなあ
さてそこでウェイトレスが言うには
ただ黙ってうつむいていた
小鳥さえずる春も来る
ボブ・ディランがコーヒーをもう一杯
マグとマグの差し向かいだから
ほんとに一杯のコーヒーだけ
ブラック・コーヒー三杯で、彼女は立ち直れたのか
知的な判断の正しさと絶対的な安心感
アル・クーパーがブラック・コーヒーを淹れた
モリエンド・カフェ
Coffee Bluesと、なぜだか、コーヒーブルースと
なんとも申し上げかねます
五時間で四十杯のコーヒーを飲んだ私
ある時期のスザンヌはこの店の常連だった
午前三時のコーヒーは呑気で幸せなものだった
さらば、愛しきディマジオよ
ほとんど常にくわえ煙草だ
昨日のコーヒーと私立探偵
テッドはコーヒーを飲むだろうか

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発売日:2018/11/01
出版社:ボイジャー

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